角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

よくあるご質問⑩

2007年12月20日 | 製作日記
Q.西宮家でいつも草履が見られるの?

かつては冬場を長期でお休みしたり、観光シーズン中でも実演場所を変えたりしていましたが、2007年からは西宮家で通年実演しています。
ただし私も生身の人間のため、年中無休というわけにはいきません。トップページの実演スケジュールカレンダーに表示の通り、月に数日のお休みをいただいています。

実演と草履在庫につきまして、二点ほどご理解を賜りたいことがあります。
まず、実演がお休みのときは草履の展示もありません。つまり私がいない環境で、草履だけの展示も販売もしていないわけです。

一番の理由は、角館草履をご理解のうえご愛用いただきたいからです。イ草をはじめとする素材、土踏まずを含めた健康効果、編みあがっていく工程、さらにはどんな人間がこの草履の作者かまで、できる限りの情報を得て履いて欲しい気持ちがあるんですね。

二点目は季節による在庫量です。一日おおむね4足しか編めない角館草履は、一年中在庫が揃っているとは言い難いです。11月上旬から翌4月上旬までの五ヶ月間、これが在庫作りの期間です。その直後に角館最大の繁忙期「桜まつり」を迎え、ゴールデンウィークが終わった頃には在庫量が激減しています。

6月から10月はいくらかの山と谷があるにしても、多くの在庫量は望めません。ですから、プレゼント用などであらかじめご利用が決まっている場合は、早めのオーダーでご安心いただくのが良いと思います。

近年秋田県内など比較的お近くのリピーターさんは、あえて冬場のお求めが多くなってきました。それはもちろん、必ず在庫があるからですね。
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