角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

新たな目で「出かける」。

2009年10月13日 | 家族の話


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
エンジ基調の和柄プリントをベースに、合わせは黒の小花プリントです。
こちらも綺麗にまとまった「和の競演」ですね、エンジと黒はほんとに良く合います。可愛いベース生地はこちらになります。




昨日のブログの通り、今朝田沢湖高原へ行ってきました。朝から雨降りだったのですが、回復に向かう予報を信じて出かけることにしました。叔父は何日も前から今日を楽しみにしていたんです。
天気も残念でしたが、紅葉も思ったより進んでいません。結局田沢湖へ降りて湖畔を一周ドライブしました。雨も上がり、ときおり青空さえ顔をのぞかせます。

ところどころで車から降り風景の撮影、叔父も久しぶりに「出かけた」という気分になったでしょう。私が子どもの頃、叔父と叔母が東京から遊びに来ると、よく田沢湖へ出かけました。当時のことを懐かしく話す叔父に、眼前の田沢湖を昔とは違う新たな「目」で観ているんだろうなと感じましたね。

「出かけた」と言えば、長女と次女が今朝修学旅行へ出発しました。目的地は関西圏と広島市です。広島では日本の終戦を学び、京都では古い寺を見物し、姫路では国宝の城を観てくるはずです。フリーコースに「二条城」を入れなかったのが多少不満ですが、娘たちのスケジュールは私も魅力に感じるところばかりですよ。

サラリーマン時代あれほど全国を訪ねたのに、その土地の歴史や文化をひとつも知ることなく終わった気がします。脱サラから13年、草履職人となって5年、年齢も重ねましたがモノの考えも重ねました。
新たな「目」と「心」で、少しずついろんなところへ出かけてみたいもんです。

コメント
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