きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「生きているのがツラすぎる」から1年が過ぎ

2015-08-04 | 息子keke
1年前に書いたブログがメールで届く。

タイトル「生きているのがツラすぎる」。
なんと面白いタイトルだなぁ、どれどれとそのブログを読んでみる。

読んでみると、去年は息子がまだ働いておらず、寝ている間にこっそり息子の机を覗いてみるが、2週間机上がほとんど変わっていない。履歴書ひとつ書いていないだろう息子を見て、悲嘆にくれる内容である。

あれから1年。kekeは働くようになった。仕事は不定期で、暇で半分以上家にいる時期もあったり、そうかと思うと週に1日休みがあるかどうかの時期もある。もう2年ぐらいこんな生活をしているような感覚でいたが、去年の今頃は働いているように見えないkekeを見て、いらだっていたらしい。

去年は息子が働いていないことが恥ずかしかった。でも人を傷つけているわけでも、迷惑をかけているわけでもない。後で困るのも自分なだけ。例えば後進国だったら、働いていない、仕事がない若者もたくさんいるだろう。日本に生きていたってそれと同じ。別に肩身を狭く思う必要はない。


今現在の心境を語ると、自分が働けるうちは週に3日でも4日でも働いて(でも60を過ぎたら、できればもうちょっと休日がほしい。)親子で暮らす。kekeは働ければ働いてもいいし、働く場所がなければそこそこでもいい。それまではどうにか養おう。それで私が亡くなった後は、働こうが死のうが好きにすればいい。(と、先日息子に宣言した。)(私の寿命と変わらないような)残り少ない命と思えば、今好きなようにするのも良かろう。そんな心境である。


朝のネットニュースで坂本龍一さんがガンだったと知った。その記事によると、20年前からマクロビや無農薬有機食品を取っていたそうである。それでも60代前半でガンになるのか、と驚いた。でもたしかに、そういうことに「頑張ったら頑張っただけ長生き」みたいな成果論(命が成績みたいに)になるのも面白くない。生きているということは、そういう矛盾があってもいい。いやあった方がいい。

頑張れば頑張るだけの成果があると思うから、人は頑張れる。
頑張っても成果が無い、あるいはそれに意味がないと分かると、それではやらないの?
だけど、本当に大切なのは、無理して頑張らなくても、成果なんて無くても、素直に生きて行くことは案外楽しいっていうのに気がつくこと。

私が今、食べるものをなるべく添加物をひかえようとしているが、坂本さんのニュースを見ると、あまり意味がないのかもしれない。
でも別にいいんだ。
そうすることで、何となく自分の身体が喜んでいるような気がして、優しい気持になれるような気がする。
その結果、長く元気でいられればうれしいけれど、そうでなくてもいいじゃないか。


これは数日前のメニュー。
・イクラ(スーパーで買った半額)乗せご飯。
・冷奴にみょうがのせ。(冷やし中華のたれが余っていたのを回しかけた)
・枝豆


一人の晩酌。


でもやはり自分で野菜を作っている人の方が、長生きで元気な人が多いような気がする。



















8 コメント

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sakeさん (sara)
2015-08-04 15:15:00
私も1年前の記事よく覚えています
あの時のsakeさんの気持ちもkekeさんの気持ちも
わかるような気がして強く印象に残っています

恐れ多くも、
人気ブログに2回もコメントしていましたね~
偉そうに、ごめんなさいね
でもね
私、あの時はコメントせずにはいられませんでした

私思うんですけど
今の考えかたのほうが気持ちも楽だし、いい方向に進むのではないかと思います
また偉そうなこと言いました
ゴメンナサイね
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こんにちは^^ (kao)
2015-08-04 15:49:24
そうですね、どんなに健康に気を付けても
なるときはなるし、そういうことにこだわらずに
身体に優しいご飯を作る楽しさってなんだか
ありますよね。体が喜べば本人も気持ちがいいし、
前にリネンカバーを天然素材に変えたら
気持ちがいいと喜んでおられた通り、
身体が喜ぶことたくさんするといい睡眠であったり
おまけがついてきますね。おまけだからつかない時も
あるけど、それでもいいじゃあないの~という
気分になれますよね。
人生いろいろな選択があっていいですよね。
なんだかsakeさんの文体が自然になられていて
とても素敵です。お仕事お疲れ様です^^・・。
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>saraさん (sake)
2015-08-05 06:39:30
saraさん、おはようございます。
そうですね!あの時は2回コメントをいただいていたんですね。全然OKですよ!ありがとうございます。

私は挫折して挫折して、やっとこの心境にたどりつきました。saraさんも人に見えないご苦労はあるとは思いますが、ドツボにはまることもなく、淡々とゆっくり落ち着かれている。。。もともとが謙虚な方なのでしょう。^^
偉そうなコメントには思いませんでした。

これからもアドバイスお願いします~(^o^)丿
何となく良寛さんを思わせるsaraさんのコメント、楽しみにしてますね。
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>kaoさん (sake)
2015-08-05 06:43:50
kaoさん、おはようございます。
いつもkaoさんのブログを読んで、日々のちょっとしたことに楽しみを見つけているのを見習っているんですよ。

その前に紹介したアズマカナコさんの本ですが、安物買いは逆にしないそうです。少々高くても自分の本当に気にいったものを買って、それを大切に使う方が節約につながるのだとか。そう言う意味ではリネンカバー良かったかもしれません。これで何年も使えれば文句ナシなんですけどね。破れたら小物袋や枕カバーを作ろうと思ってます。(^_^;)

ほんと、体に優しいことをしながら、長生きできればうれしいですが、できなくてもそれまで楽しい気分を味わえたから良しとしましょう。これからもkaoさん、よろしくね。
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Unknown (雨の日)
2015-08-05 15:56:56
>生きているのが・・・
何度も何度もありました私も、けれど、今、71歳、生かされている事が、まだ何か、やることがあるのだと思える日々です!
一時期、わが息子の事がとても気になりましたが、息子も一人の人間として人格があるわけだし、それなりに生きていければよいのだと思うようになりました。
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去年 (みみ)
2015-08-05 16:00:20
去年は私も次男のことで悩んでいたのでsakeさんの気持ちがよ~~く わかるつもりでした。
そしてkekeくんと次男を重ね合わせてみたり。

でも1年後の今は
結局なるようにしかならない
と覚悟のようなものが出来たかも?

自分の命についても同じ。
だから毎日を楽しみたいと思っています。
野菜を作りながらね(^_-)-☆
何気ない事にも幸せを感じられたらそれで良くない?
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>雨の日さん (sake)
2015-08-05 17:47:02
雨の日さんも何度も何度もそういうことがありましたか。
そうですよね。
ただ、のんべんだらり過ごしているだけでは、感性が育たない。小説を書けるのですから、きっといろんな事が今まであったのですよね。^^

それから雨の日さんに息子さんがいたことは今知ったような気がします。(物忘れがひどいですが、たぶんそうですよね。)

そうですね、一人の人格があるのだから、親が望んでも仕方ない。本人が思うように好きに生きて行くのが一番ですね。
・・・こう思えるまでに何年かかったか。。。

いい勉強になりました。(^_^;)
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>みみさん (sake)
2015-08-05 17:54:14

みみさん、こんにちは。
みみさんの次男さんの話も他人事ではないような気がしました。でも、また自分の子供と違って、またいろんな事情があるだろうと考えてみたり・・優しい次男さんなんだろうな、と想像しています。

ほんとほんと。
1年前とは少し変わって、「なるようにしかならない」と言う気持が出てきました。
力づくで何かさせようとしても、無理がかかって、お互いに気分を害することになるのが、よくわかったんです。(-_-)

自分の命の方はまだ覚悟があまりできてませんが、毎日小さなことで楽しめるのが一番ですね。^^

やはり野菜作りは健康に直結すると思いますよ。高校の先生も、田舎で野菜作ってますが、お母さんが90歳でも全然元気で電話で言づけても、ちゃんと伝えてもらえてます。90歳でこんなにしっかりされているとは、ビックリですよ。

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