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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

親ひとり子ひとり

2018-02-09 | 友人
M君の話で返事が書けなかった私は「そう言えば有賀さつきはショックだよねぇ」と書いてみた。
私は有賀さんの話を聞いて、自分も身内以外の誰にも告げずにあの世に旅立ちたいと思ったのだ。

やっぱりG子も私と同じように考えていて、「私はガンの治療もしないし誰にも伝えずに死ぬ」と言う。

「知り合いのお兄さんが亡くなって、キャッシュカードが1枚も見つからないんだって。」と言うと、「そういうのは全部分かるようにしてもう弟に預けてあるよ」と言う。

「もうそこまでやってるの?」
「そう。」

そして「私はひとりだからね」と言う。

今ダイエットをしているんだ、朝はクラッカーを一袋食べ、お昼は胃が小さくなったのでカレーを半分、夜は何も食べないんだ、と言う。
それで3キロ痩せて、着たい服が着れるようになったんだ、と言う。
「冷蔵庫はからっぽ」とG子は書き、「食べないように空っぽなんだ」と言う。
お酒もやめたし、甘いものも食べない、リバウンドしないように、と言う。

T子ちゃんとまだ連絡は取れないようで、「私だったら職場の前で待ち構える。なんで親に連絡しないの!」と言う友達もいる、でも私はそんなに執着してない、出て行ったんだから自分から。
「警察に相談してみたらどうだろう」と言うと、G子は「sakeちゃんは知らないんでしょ」とでも言うように「成人したら本人が拒絶できるの、自分の居場所を教えること。」

「相手が親でもかい?」
「そう。」

そして「私はひとりだからね」「もう全部準備はできてる」「ガンになっても治療しない」「誰にも言わないで死ぬ」。。。


私だってkekeと二度と会えないと思うとそうなると思う。
それもどこにいるかも分からないなんて。

会えなくてもせめて居場所が分かるだけでも違うだろうなぁ。。。
私もkekeが3ヶ月居なかった頃は、アパートの前の自転車を一目みるだけで家に帰ったこともあった。

もう一度こちらから「会いたい」という気持を伝えてみてはどうだろう?
居場所を教えるのを拒絶されても、警察の人にお願いして「お母さんが会いたがっているよ」と伝えてもらうことはできないのかなぁ。。。

と書こうと思ったけれど、やっぱりやめてしまった。
そういうのって、私が言ったから「そうしよう」とはならないよね。


母は晩年に言った。

「自分はおばあちゃんと親ひとり子ひとりだった。だからすごく反発したよ。髪の毛も金髪に染めたことがあった。でもね、おばあちゃん一人に育ててもらったことは忘れなかった。結婚する人はおばあちゃんが選んだ人にしようと思っていたんだよ。だから、kekeも反抗すると思う。一緒には暮らせなくてもお前のことは絶対忘れることはないからね。」

今年中に会えるといいなと思う。