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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

幸せかぁ

2004-05-03 | 女だから思ったこと
図書館でたまたま手にした本は「不幸論」という本でした。
この本を書いた人は「巷にあふれる大多数の幸福論」を「不幸を見ないためのモルヒネ」と謳い、幸福論者を嫌う理由を
   「自分が幸福であると確信している人が
    自分と同じ様になれば幸福になれる」と説く。
    これは幸福教の暴力的な布教である。
と書いてあります。

あらまぁ~私の穏やかな生活も、逆境に目をそらしたモルヒネだったのかしら?と思ったことは、ちょっと脇に置いておいて・・

この本の↑の文章の『幸福』を「結婚して幸福」とか「再婚して幸福」という言葉におきかえると、ふむふむ・・・と感じてしまう。
この前の飲みの席でも、嫁さん貰ってない人が「(俺達みたいに)結婚して幸せになれよ」と槍玉にあがっていたけど、本当に幸せな結婚生活を送っている人が水商売の女にあんなに入れ込むものなのだろうかねぇ~?
結婚が悪いものだとは思わないけれど、「(俺達みたいに)結婚して幸せになれよ」と言うお節介な音声に変わる度に結婚そのものまで胡散臭く感じるのは、私がひねくれているからだろうか。

他人へ結婚教を布教することでちょっと沸いてくる優越感のようなもの。
それで自らを救い上げてはいませんか。

最近、そんな臭さを嗅ぎ取ってしまうのです。
結婚していない人が幸せであってもいい、という緩さがそこには無いからです。
本当に幸せな人は、自分も他人をも幸せに見える人ではないのかな。
そう思うと、この本の言わんとしている空気が少し判るような気がします。