ここの温泉は、3つの旅館が共同で使うお風呂があって、
うえの湯と、したの湯がある。
うえとしたは、朝と夜で男女が入れ替わる。
昨夜はうえに入ったので、今朝はしたの湯へ。
お風呂に入るには、外へ出ます。
なんだか昔の町並みみたいな旅館の建物。
したの湯入り口。
宿のおじさんが、最初に案内してくれた時にさんざアピールしていたのだけど、
「うえの湯としたの湯がありますが、したの湯の方が雰囲気があります。
デザイナーを入れて、昔の湯治場の様に作り直しました。
湯治場の雰囲気を出すために、あえてシャワーを付けていません。」
とのことだった。
やたらとその点をアピールしていたのだけど、
多分「何でシャワーが無いんだ」とクレームが来たのだろう。
ものすごく沢山階段を下りて、下へ下って行く。
こんな風に照明もおしゃれに。さすがデザイナーを入れてるだけある。
「しかし、ツメが甘い。配線も丸見えだし、
コンセントの隠し方ってものもあるだろう。」
と同行のS氏が厳しいチェックを入れていた。
こんな雰囲気の居酒屋でもメニューによく使うような
「美味しい風文字」で注意書きも書いてある。
うーん、確かに「レトロ風」におしゃれに作っていますがね。
これだけレトロだがモダン風であるのであれば、
かえってシャワーがついててもいいんじゃないか?
と、洗面器にお湯をためて不便に髪を洗いながら、思うのであった。
お湯はすごくぬるめなので、相当長く入っていないといけないのだけど
しかしお湯の質は良かったようで、肌がつるつるになった。
その効き目は、化粧品変えるより早いな、と思うほど即効に効き目があった。