Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

島次郎さんの仕事への共感を新たに

2019-08-22 | Weblog

劇作家大会 2019 上田大会、終わって帰京し、雑務に追われつつ、不意に振り返る。

あくまでも個人的には、やはり、シンポジウム「 現代演劇と舞台美術 ~島次郎の仕事を中心に~ 」に、尽きる。

鵜山仁さん、松本修さん、舞台美術家の堀尾幸男さん、演劇ジャーナリストの今村麻子さん、内容としては、舞台美術であり、島次郎という才能との関わりであり、だったが、この四十年間の演劇の流れを振り返り、今後の可能性を示唆するものだったと思う。

演劇であり、創作そのものについての踏み込んだ話は、かなりできたのではないかと思う。同時並行でいろいろなプログラムが進む大会故に詮ないことだが、もっと多くの人に聞かせたかったと思う。

堀尾さんの言う、島次郎さんは、一つの油絵を描くように、舞台空間を造形していった、という話の、内実というか中身というか、イメージとその実現過程について、彼と現場を共にした者たちの共感は、深いものがあった。

島さんは、自らが創作者であるだけでなく、私たちの時代の人間たちの交錯するこの現場群たちの媒介者として、濃密に、時代と向き合っていた。

エントランスでの、島さんが舞台美術を手掛けた作品写真群、三十近い作品を一望して見たときに受ける感触が、島さんという人間の存在感、仕事のスケールの大きさ、その片鱗を示していた。

あの写真たちを、また、どこかで展示したいと思う。

 
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