Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「事を前に進めるために」って、それで正当化されることなのか?

2018-06-20 | Weblog
「事を前に進めようとして」「事を前に進めるために」、それってそれで正当化されることなのか。

加計学園の加計孝太郎理事長が19日、岡山市北区で記者会見したときに発した言葉には、違和感がある。

加計理事長が安倍首相と面会したとする虚偽の情報を学園の渡辺良人事務局長が愛媛県などに伝えたとして、「多大なる迷惑、心配をかけた」と謝罪した。
愛媛県は5月21日、安倍首相が獣医学部新設の構想について加計理事長から2015年2月に説明を受けたなどとする文書を参院に提出している。県職員が同年3月に学園関係者らと交わしたやりとりを記録したもので、15分程度の面会の中で安倍首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と応じたなどと書かれていた。
会見で、加計理事長は「(虚偽報告は)渡辺事務局長が前に進めるためにやった」などとしている。

これって変じゃないか。
加計理事長は、事務局長が勝手にやったという上で、それほど咎める気持ちがないようだ。その事務局長が「事を前に進めようとして」「事を前に進めるために」やったのだから、悪くない、情状酌量の余地がある。と言っているふうに聞こえる。
文脈として、「事を前に進めようとして」「事を前に進めるために」だったら、手段を選ばない。不正であっても構わない。嘘ついても構わない。そう聞こえる。
つまり、自分も加担している可能性がある。そういうふうにしか聞こえない。
岡山の記者クラブ以外は排除する記者会見のやり方も自分で全部決めたそうだから、きっと全部自分で決めたのだろう。

さて、日本がサッカーに勝ったからって私は元気をもらわない。たいへんだなあと思うだけだ。ひねくれていると思われるのか?
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