Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

筋の通らぬことばかり

2013-10-23 | Weblog
安倍首相は衆院予算委員会の発言などで、憲法改正の発議要件を緩和するための96条見直しについて先行改正にはこだわらない考えを示した。現行のまま憲法解釈変更で既成事実を作っていけると踏んだのだ。やはり96条改正提案は目眩ましだった。
首相はゴルフに例えて経済政策を語った。「ボールがバンカーに入ってしまった。グリーンの先に崖があると心配して、ずっとパターで打っていたら出せない。われわれはサンドウエッジでグリーンに乗せようとしている」という。崖から落ちることのリスクは何も背負う気はないのだ。そもそも例え方じたいが不真面目で軽薄だ。駄々っ子の強弁であり、何の論理性もない。

核兵器の非人道性と不使用について訴える共同声明が国連総会第一委員会で発表された。国連加盟百九十三カ国の約三分の二が加わり、日本も初めて参加した。「核兵器全廃」は、「原子力利用」全体への消極姿勢の広がりに繋がるものでありたい。
しかし衆院予算委員会で安倍首相らは「原発ゼロ」への政策転換は拒絶。首相は特定の地域で規制を緩和する「国家戦略特区」に関し、特区の地域や内容を決める「特区諮問会議」のメンバーに、もとの規制を担当する側の厚生労働相や農相ら、「抵抗大臣」となり得る大臣を外す意向を明らかにした。「意見を述べる機会は与えるが、意思決定には加えない方向で検討したい」という。

原発事故への対応については、衆院予算委員会の共産党笠井議員の質問で、本部長を務める首相の入った「対策本会議」が9月3日以降はまったく行われていないことがあらためて明らかになった。これだけの事故と不祥事が続いていたのにである。
安倍首相は放射線モニタリング結果が基準値を下回っているとして、海洋への影響を否定、「完全にブロックされている。考え方は変わっていない」とした。
ブロックって日本語だと、なんだろう。この文脈では「封鎖できている」ということのはずだ。しかも、完全に。しかし東電は福1原発の港湾外の海水で放射性セシウム137が1リットル当たり1・6ベクレル検出されたことを明らかにした。原発の沖合約1キロ地点。8月の調査開始以来、検出は2度目で最高値。汚染が港湾外の外洋に継続的に広がっている。
安倍首相は「海で薄まっているから大丈夫」と、ごまかせるつもりでいるが、9月の国際オリンピック委員会総会で「港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」という誘致アピールが虚偽であったことは、もはや誰がどう見たって明らかだ。

報道によれば、06年7月に沖縄市で発生したタクシー強盗致傷事件で、実刑判決を受けた米海兵隊員2人が民事訴訟で支払いを命じられた損害賠償約2800万円を約5年にわたり支払っていなかった問題で、米政府から被害者の男性側に見舞金約200万円の支払い提示があり、合意したという。残額は1996年のSACO合意に基づき日本政府が負担する。「通常は約30%程度を米政府が支払う。今回の7%は極端に低い」と指摘されているが、そもそも他国の兵隊の不始末のフォローのために、なぜ被害者の国の政府が負担させられなければならないのだ。本当に聞いているだけで腹立たしい。

その沖縄では、来年1月19日投開票の名護市長選で、野党側候補として有力視されていた末松県議が不出馬を決め、島袋吉和前市長の出馬が濃厚になったという。この方が争点の明瞭になった選挙になるという。再選を目指す現職・稲嶺市長は、よりはっきりと、負けるわけにはいかないことになった。

公明党山口代表は予定通りのように、特定秘密保護法案の今国会成立に賛成する立場に回った。初期の反対姿勢は国民を欺く詐術だった。これもひどい話だ。
下手をすると今月中にも成立させられてしまうという声もある。諦めムードは払拭すべきだ。日本の歴史の、完全な汚点であり、これからこの悪法が多くの人々を苦しめることになる責任は、我々が背負わねばならない。絶対に認めてはならない。
コメント   この記事についてブログを書く
« 第19回 劇作家協会新人戯曲賞... | トップ | ほんとうのことが知りたい »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事