初日前日。昼は部分稽古。夜はゲネプロ。「作る」ことはもちろんだが、俳優自身によって「成る」ことをも主眼に作っていくことの難しさ厳しさ、自由さ。現実と舞台を突き通す開放感を渇望せよ。最後に詰めてゆく作業。剣幸さん、円城寺あやさん、小山萌子さん、それぞれの魅力、初顔合わせの楽しさ。劇団員も新境地を目指し頑張る。長いつきあいのスタッフ陣の、正しい突っ張りと相互受容。あと一歩で全てが噛み合う。これがチェーホフ? もちろんチェーホフ。そして、そうではない。ここにいるのは過去の恩恵と逃れられぬ現実に挟まれた、「私たち」である。……夜にまた、哀しい報せ。初日をしっかりやることが、私たちのお返し。私たちは常に、舞台という触媒によって繋がっているのだから。
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まだまだ空席のある日が多いので、お知り合いにお薦め頂けるのはとても嬉しいです
あと一週間、頑張ります