Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

日本の愚かさを象徴する「大阪市長選」

2014-03-24 | Weblog
23日投開票の大阪市長選は、日本維新の会傘下の政治団体「大阪維新の会」代表の前職橋下徹氏が「3新人を破り、再選された」ということになっているが、まったく茶番である。
橋下市長は「大阪都構想に反対だったら僕を落としてほしい」と言っていたわけだが、それ自体が根本的に間違っている。
その一点のために市民投票を行って信を問うこともせず、勝手に辞職して「市長選」を道具に使うことじたい違和感があった。その間に市の仕事は止まるし、選挙には金もかかる。橋下氏の任期は1期目の残り期間となるから、来年また選挙なのである。無駄でしかない。
選挙自体は投票率は23・59%で、過去最低。大阪府知事とのダブル選だった前回2011年の投票率60・92%を37・33ポイント下回った。平成7年12月の選挙の28.45%を4.86ポイント下回っている。
大阪市選管によると、市長選の無効票は6万7506票で、このうち4万5098票は白票だったという。
主要政党が対立候補を擁立せず、有権者の受け皿がなかったことに対する「批判」の白票であることに疑いの余地はない。
私個人は、主要政党の「不戦敗」も、だらしないと思う。
橋下氏自身の得票数は37万7472票。11年の得票から半分に落ち込んだという。
そもそも「民意」など問えていないし、この結果から判断しろと言うのなら、少なくとも「選挙で圧倒」とはいえない。橋下氏支持は衰退しており、大阪維新の会松井一郎幹事長が「バンザイをするような選挙じゃない」と言うように、これでは「大阪都構想の推進」を掲げて自ら仕掛けた「出直し選」を制したということにはなるまい。橋下氏は「都構想の設計図を夏までにつくる」というが、そもそも反対派が多い議会の構成は変わらず、展望は開けるわけがない。再選されたから「粛々と手続きを進める」というわけにはいくまい。
「大きな声で言えば通る」という強引さで政策を進める、根拠のない「人気」に支えられる、という意味では、安倍首相は橋下氏をお手本にしてきた。安倍首相も早晩同じ道を辿るだろう。

以上、あまりに愚かしいので、記録として詳述した。
これから今よりは世の中がましになって、将来、「そんな馬鹿なこと本当にあったはずないヨー」と、言われることを望む。

この件、本当に国民の「政治離れ」を更に促進してしまったと思う。その意味でいっそう罪深い。
言っておくがこれは東京以外の都市での「都構想」の是非以前の問題である。
というか、東京以外に「都」ができるとして、それが「大阪」であるべきとは判断できない。

ずいぶん長い間、一日平均睡眠時間は三時間あまりである。しかも半分近くは蒲団で寝ていない。身体が頑丈だと信じてきた自分ではあるが、ちょっといろいろなことが重なりすぎている。しかし芝居の幕が開いた今、粛々といろいろなことを進めねばならない。
本番中なのに午前中から密な稽古もした日曜日の公演はマチネで終わり、体力回復のため生ラム肉を食し、久しぶりに近所の都市型温泉に入った。三十分近く湯船に浸かったのは久しぶり。リフレッシュである。

携帯電話が充電池がやられて一昨日から使えなくなっている。いろいろな方に迷惑を掛けている。
同時に、このちっぽけな機械にずいぶん頼って生きているのだなと思い知らされる。
都市情報生活の、危うさである。

本日3月24日、『現代能楽集 初めてなのに知っていた』(下北沢ザ・スズナリ、7時開演)公演後のアフタートークゲストに、「踊りと老いの研究・ダンスドラマトゥルク」を専門とする中島那奈子さん登壇! ニューヨークでベッシー賞を受賞したダンスのオーソリティー、ベルリンでも活躍する国際的なフットワークの持ち主でもある。もう十年くらいのつきあいになるのかな。お楽しみに。

http://rinkogun.com/Next.html

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