Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

今年もよろしくお願いします

2015-01-05 | Weblog
今年もよろしくお願いします。
と、まあ、フォーマルな挨拶、仕事始めの五日ゆえ。
まあ四日からスタッフ打ち合わせもしているし、一人でやる仕事は別に盆正月は関係ない部分もあるのだが。

劇団の年賀の絵。
例によって三田晴代さんの手によるものである。
二年前の正月、三田さんから家人への年賀状を見て瞠目、劇団チラシの絵を頼むようになった。
劇作家大会の宣材も担当していただいた。
一緒に悩みに悩んだ『8分間』のカットも評判が良く安堵した。
3月新作『クイズ・ショウ』の絵も進めていただいている。

劇作家大会といえば城崎の新年早々の火事には驚いた。年末に防災訓練をされていたことも知っているが、やはり季節柄、不測の事態は起こるのだ。心より御見舞い申し上げる。

今年は、正月恒例のようになっていた元旦の瀬戸内市長さんとの面談はしなかった。メガソーラー計画の成功を祈る。

未年。ヒツジと言えばここ数年、生ラムのジンギスカンというものがうまいと思うようになった。食べればむやみに元気が出る気がする。やはり札幌で食べたものは切り方が大きく豪快だったが、新宿の某店もがんばっている。食べてばかりで申し訳ない。

正月は映画館に行っていないが、昨年中に、話題の正月映画を二本だけ見た。
『インターステラー』 IMAXで観ておこうと急いだ。もう一日一回しか上映していないのだ。こだわり症のノーラン監督がさすがにがんばっているので感心するところは多い。が、昨年の『ゼログラビティー』に比べると宇宙SFイベント度としてはだいぶ落ちる。あと、設定とお話があまりにも御都合主義だ。キリスト教的だ。アメリカだ。
『ゴーンガール』 混んでいてびっくり。『ワールズ・エンド』でボケまくっていたロザムンド・パイクが美悪女に挑戦、それはそれで見応えある。と思ってたらあんまりにお粗末な展開に。御都合主義だ。アメリカだ。デビッド・フィンチャーという監督は相性が悪いと思い込んでいて、『セブン』が大嫌いだったからが、『ファイト・クラブ』で見直した。アメリカで字幕無しで観た『ゾディアック』も内容理解に自信がないところもあるが、悪くない。だが今度は、後半が穴だらけ。ヒッチコックに似ているというのは、ないな。
『インターステラー』『ゴーンガール』には共通点が多い。まだ見ていない人もいるだろうから詳述はしないが、まず、謎が提示され主人公が解決に向かうというプロットが、構造的に似ている。そして、圧倒的な情報量の多さだ。前者は宇宙SFだから当然とも言えるが、後者も途中から情報量が多いと感じ始めてくる。それは、ベン・アフレックという俳優がこの役をやるということじたいから乱反射する潜在的な情報で、そこがいい意味で複雑さを作っている。二作とも、俳優という仕事の本質の一つが「情報量と向き合う」ことを強いられることであるという事実を示してもいるのだ。
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