Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『普天間』ツアー終盤

2013-12-13 | Weblog
九月から九州ブロック・関西ツアーを経て、今は神奈川県下を巡演している青年劇場『普天間』を、エポック中原で観る。昨年末の沖縄公演以来一年ぶりに本番を観たわけだ。作者の手を離れて生き続ける舞台。スタッフ・キャストの集中力の持続には頭が下がる。そして、照明家の和田東史子さんが言うとおり、「物語って、育つんだなぁ」と思う。
今年の公演は14日の川崎、15日の横須賀を残すのみ。

ネルソン・マンデラ氏の追悼式で世界の重鎮たちの前で出鱈目な手話を行った男がいる。本人曰く「スタジアムに天使が降りてきた」のだという。何とおめでたい人だろう。いいじゃないか。どう魔が差したのかはともかく、人を殺したわけではないのだから。

自民党石破幹事長は記者会見で、特定秘密保護法に基づき指定された特定秘密の報道について、「わが国のみならず多くの国の国民の生命、財産に大きな影響を与えると知りながら、(特定秘密を)報じるのは何の目的かという問題だ」「常識的に考えて何らかの方法で抑制されることになる」「秘密の入手は罰せられないが、発表(報道)は罰せられるのはおかしいと言われると、少し違う」と述べ、秘密の内容次第で報道した者が処罰される可能性を示唆したという。
会見後の取材では、「特定秘密を漏えいした公務員は罰せられるが、報道した当事者(記者)は処罰対象にならない」「(死者が出たり国益を損ねたと批判されたりする)リスクを承知で報道するのは、報道機関の責任でなされることだ」と、トーンダウン。
政府は「共謀罪」の検討にも入っている。市民の日常のやり取りが捜査対象となる恐れがある。共謀罪は「犯罪行為」が実行される前に、複数の人間が合議すること自体を処罰の対象とする。
特定秘密を漏えいした者と報道した者が「共謀」のレッテルを貼られる可能性がないと、ほんとうに言い切れるのか。
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