Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

ローマの夜

2013-09-23 | Weblog
ローマ公演終了。実はこの公演、会場であるTEATRO VASCELLOのManuela Kustermann芸術監督、ラ・ママ・ウンブリアのアンドレア、日本文化会館の松永さん、いろいろな方々のご厚意と協力で実現した。〈ヤルタ・チェーホフ国際演劇祭〉と〈テルニ国際創造フェスティバル〉の間で日程的に可能なので、「ローマでもぜひ」ということになり、かなり急に決定した公演なのだ。テルニ市は、東京と比較すると、ローマからいえば、横浜よりも遠く、浜松よりは近い、言ってみれば、高崎か宇都宮くらいの距離感である。
TEATRO VASCELLOは国際的な企画でも知られる劇場で、25周年を迎えたところ。座・高円寺を一回り大きくしたかんじ。固定席は四百弱だが、もっと増やせる。
急に決まった公演だが新聞やネットに情報が多く載り、さすがに満席とはいかないが、なかなか渋い演劇通のお客が来た感じ。
ヤルタでは不首尾だった字幕がうまくいったこともあり、観客の集中度は高く、まあ日本の観客と同様な反応、というより、日本とは違う面白い反応もいろいろあった。カーテンコール三回、スタンディングオベーションも出た。Manuelaも非常に興奮してくれた。終演後に他の演劇祭からのお誘いの話もいただいた。他にも招待されている所があるので、今後も『屋根裏』海外の旅は続きそうだ。
まだ写真が届いていないのと掲載許可の問題で、とりあえず劇場の表の写真。ちょっと地味かな。
ローマでは観光らしいことはほぼする余裕はなかったが、コロッセウムだけは駆け抜けた。感想はいろいろだが、いずれまた。
コメント
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