先日何か月かぶりで行ってきた遊佐町の永泉寺(ようせんじ)ですが、このお寺の隣に「落伏」というバス停があります
地区の表示板
ワタシが子供の頃は家の前を通る庄内交通のバスに「落伏行」というのが走っており
当時はいったいどんな場所なのだろうと思っていました。
落伏清水は山形県の里の名水百選に選ばれているようです
「落伏清水」言わずと知れた鳥海山の伏流水ですが、あまり目立ちません
さて、「落伏」という地名の故来なんですが、永泉寺のHPによると
鳥海山麓に世にも恐ろしい毒蛇が現れて庶民を苦しめているところを耳にした慈覚大師は
嵯峨絶壁の岩窟で護摩行法に勤め祈祷をしたところ、ちょうど百日目に毒蛇は真っ二つになり頭は天に飛び去り
尾は大師の護摩壇下にに落下した。
落伏はこの伝説が生んだ『尾落臥』から変化じたもので、剱龍山という山号は龍の尾に剱があったという伝説から付けられた。
ということのようです。
今回のネタとは関係ありませんが、酒田のお隣の庄内町(旧余目町)には
「毒蛇」(どくじゃ)という地名があります。
なにやら伝説のありそうな地名ではあります
ちょっと読めませんね(><)
いろいろと、地名などには、とても読めないものがありますね。
伝説などに由来しているのでしょうか、、、?
地名の由来はいろいろですが、いずれもその土地にまつわる何かに依っているので、今回の落伏のような場所は興味津々です。
私の所から数km先に、又丸、尻毛という場所があります(^^;
「落伏清水」になると「おしょうしず」と読むのは、たぶん地元の方言
(東北地方では言葉が短くなる傾向が・・・)
が関係しているんではないでしょうか。
山形県で難読の地名といえば、真室川町に「及位」(のぞき)という地名があります。
ちなみにウチのあたりは幕末には「三軒茶屋」と呼ばれていたようで
これはもともとこの辺りに家が三軒しかなく
そのうち一軒が茶屋を営んでいたことに由来するようです。
ちなみにウチは馬喰宿で、ウチの南隣の家は大きな農家ということです。
鉄道が出来て馬喰宿は不要になり廃業したようです。