Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 168(染付桜散らし文六寸皿)

2021-11-24 21:02:57 | 古伊万里
 しまい込まれて忘れられていた古伊万里を引っ張り出して、なんとか続けていますが、いずれにしても残りは僅かです。
さすがにもう中期以前の品はないかと思ったんですが、まだありました
「染付桜散らし文六寸皿」
延宝~元禄といった時代の品だと思われますが、見込みいっぱいに桜の花(?)を不規則に散らしています
数えたら全部で45個の桜の花が描かれていますが、この規則性がありそうでない配置はどうやって考案されたのか不思議です
(まさか絵付け職人が気分で散らしたなんてことはないでしょうし・・・)
個々の桜花は特に丁寧という訳ではありませんが、バランスよく描かれているように感じます
落款はなく、裏面の唐草については延宝期の藍柿のような丁寧さがありませんので、やはり元禄古伊万里といった感じでしょうか。
薄いニュウがあったことで安く購入した品ですが、それもまたウチらしい特長ではあります。