長く伊万里を収集していると、掘り出し物ではないものの、値段のわりにまともな品に出会うことがあります
今回の品は1200円で買えた品なんですが、購入してから調べたらそこそこ時代のあることが判った品です。
「色絵唐草文五寸皿」
黄色の地に青、緑、赤、紫で唐草文が描かれています
明らかに清朝磁器の影響を感じさせる絵付けで、柴コレの図録で調べると、天明あたり時代に類品が登場します
(6-423、5-311等)
輪郭が白抜きされた縁文様については、4-386あたりが似ているでしょうか
間違いなく中期末の特徴的な様式の品で、1200円はお得だったように思います。
落款は「嵐」に似た文字で、倉石梓氏の「古伊万里染付図譜」によると、この落款は十八世紀後半~十九世紀に使われ
樋口窯、南川原窯、稗古場窯から陶片が出土しているようです。
中期末ということで、特に時代がある訳ではありませんが、意外に見かけないタイプの品ように感じます。
今回の品は1200円で買えた品なんですが、購入してから調べたらそこそこ時代のあることが判った品です。
「色絵唐草文五寸皿」
黄色の地に青、緑、赤、紫で唐草文が描かれています
明らかに清朝磁器の影響を感じさせる絵付けで、柴コレの図録で調べると、天明あたり時代に類品が登場します
(6-423、5-311等)
輪郭が白抜きされた縁文様については、4-386あたりが似ているでしょうか
間違いなく中期末の特徴的な様式の品で、1200円はお得だったように思います。
落款は「嵐」に似た文字で、倉石梓氏の「古伊万里染付図譜」によると、この落款は十八世紀後半~十九世紀に使われ
樋口窯、南川原窯、稗古場窯から陶片が出土しているようです。
中期末ということで、特に時代がある訳ではありませんが、意外に見かけないタイプの品ように感じます。