読みました

本を読むのが好きです。
忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

晴れ時々・・・。

2006-12-13 23:18:34 | 読書
 朝の散歩のあと用事を済ませて12時前に帰宅。
 このままご飯をを食べるとお昼寝モードに入りそう。
 天気のいい日に少しでもと思い掃除を始めた。

 台所、お風呂場、洗面所のガラス窓と網戸を取り外し、外で洗剤でごしごし磨く。 庭に広げて水を切る。
 
 終る頃を見計らうように空が陰ってきました。
 時計を見ると1時、腹時計が鳴って今日はこれまで。
 散歩も掃除も読書も、毎日少しづつ…。

 「クライマーズ・ハイ」横山秀夫(途中まで)
 北関東新聞社に籍を置く悠木和雅は四十歳、社内で最古参の一匹狼的記者だった。数年前に知り合った安西と馬が合い、明日は一緒に谷川岳の衝立岩に登るという夜、地元に「日航機墜落」の報が入る。

 安西との連絡がとれないまま、デスクを任され采配をふるう悠木は刻々と入る情報に忙殺され身動きがとれない。その後安西は深夜の街で倒れたとの報を受け、悠木が駆けつけるとベッドの上で目を開けて寝たきりとなっていた。

 孤独な悠木を悩ますのは時間や締め切りの他、社内の派閥争いや過去を知る上司との軋轢、そして安西の容態。
 その上彼は、幼くして父は失踪、母は男に体を売るという環境で育ったせいで思春期の息子とはどう接していいか分からない。

 現実に起きた事件と共に、時間を争うように記事が書かれ、新聞の紙面が作られていく様子が、見出しの文字からよく伝わってきます。
 
 無駄のない短い文章が、社内の緊張感伝え、臨場感があって面白いです。
 それにしても、ブンヤさんって喧嘩早いというか、血気盛んなのかしゅっちゅう本音で言い合いをするのですネ。