山とランニングの日記(旧ブログ goo)

山やランについてのブログです。メインサイトはhttp://asakaki.blogspot.jp/で毎日更新しています。

冬の八ヶ岳 「第5章 わたしのザックが帰ってきました(入山前トラブルの顛末)」

2008-01-09 23:59:42 | 積雪期登山

年末の八ヶ岳、今回は最終章です。

今回、わたしは、入山前に送ったザックが宅配便でロストされましたが、むしろ、下山後に重いザックを自宅に送り返す方は結構いらっしゃると思います。変なトラブルに巻き込まれないようにこの記事を参考にしていただければと思います。

これまでの記事は、以下にリンクします。
 第1章 わたしのザックはどこに
 第2章 雨の入山とアイスクライミング
 第3章 風雪の八ヶ岳
 第4章 何事も基本に返って

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第5章 わたしのザックが帰ってきました
(入山前トラブルの顛末)

入山前に宅配便でロストされたわたしのザックがやっと帰ってきました。結局、10日間以上行方不明になっていたことになります。

ザックは、品川の仕分け場にずっと放置されていたみたいです。最初から品川にあるのではと、Y運輸の方もわたしも予想していたのに、どうして10日間も見つからなかったのかとっても不思議です。さらに、何も連絡がないので、しびれを切らして再度問い合わせした翌日に荷物が出てきたのも、不思議です。

帰ってきたザックを見ると写真の丸印の部分が、すり切れて穴が空いていました。大きなビニールの袋で梱包したのですが、想像するに、それが輸送中に外れ(同時に送り状も外れ)、多くの荷物と約10日間擦れあっていたのではないかと思います。今後のためにも、どんな状況だったのか知りたいので、現在Y運輸に問い合わせ中です。



いずれにしてもこんな事故は、今後もありそうなので、ザックを宅配便で送る方は以下のようなことをして防御した方がよさそうですね。

●荷物には自分の連絡先を書いたタグを独自につける
 宅配の送り状は、こういった荷物では剥がれる可能性があるので、独自に連絡先を書いたタグ(名札)を数カ所につけた方がいいです。

●荷物をカバーするビニール袋は梱包用テープで固定させる
 今回もザックにビニール袋をかぶせ、ひもで締め付けて送り出したのですが、どうもそのビニール袋は外れてしまっていたようです。面倒ですが、梱包用のテープで十字にしっかりと締め付けた方が安全だと思います。

●荷物が届いたらメールで連絡が来るサービスを利用する
 今回の事故の後、Y運輸さんのWebで、荷物が届くとメールで連絡してくれるサービスを見つけました。荷物を送るときは、これを利用すればいち早く遅配を発見することができます。重要な荷物や到着日時が大切な場合は、こんなサービスを利用すべきですね。

あとは、信頼できる宅配業者を選択するということでしょうか、、、


加古川マラソン2007 本編

2008-01-08 00:00:01 | 出場マラソン大会

昨年末の加古川マラソンを振り返ってみます。
八ヶ岳の冬山の件で、この記事をアップするのがずいぶん遅くなってしまいました。

この大会は一昨年に始めて出たのですが、河川敷のコースは道幅が広く、コース全体が平坦でとても走りやすいのです。

そして、フルマラソン参加者が2000人クラスの大会でありながら、なぜか、ゲストがすごかったり、地元に事業所を持つメインスポンサーの日本毛織株式会社(ニッケ)がしっかり応援してくれたりして、とても好感度の高い大会です。
http://www.nikke.co.jp/culture/marathon/index.html

ただ、時期が時期ですから、天気が悪いととても寒く、河川敷の吹きさらしの風が走るのを妨げます。幸い今回のレースは直前まで降っていた雨が上がり、一昨年同様むしろ暖かく感じるくらいの天気で快適なレース日和となりました。


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とっても走りやすいコースです。タイム狙うならここです。
実は、私は、結婚当時加古川市の隣の高砂市に住んでいました。当時、○○重工の社員だった私はとても安月給で、わたしたちは休みになると買い物の後にこの加古川の河川敷でお金のかからないキャッチボールをして遊んでいました。まさか、ここで毎年マラソンをするとは、、、
そう、マラソンコースの西の折り返しは、○○重工の大きな看板が見えてくる地点にあるのです、いろいろなことを思い出しながら走りました。

</OBJECT>

ということで、自己記録更新を狙って本気モードで参加した大会でしたが、、、、


なんと、最初から躓いてしまいました。

ここ加古川は自宅のある神戸市西区から車で30分ほど、ちょっと気がゆるんでいました。
目覚まし時計のセットを午前ではなく午後6時15分にしてしまい、当然目覚まし時計は朝は沈黙、明るくなって目覚めたのは7時15分でした。スタートまで2時間30分前。いつもだったら緊張して目覚まし時計が鳴らなくても予定の時刻に起きれるのに。もちろん、すぐに家を出れば十分間に合うのですが、そこがレース当日はいろいろ段取りがあって(食事、トイレ、ストレッチなど)、それがすべて狂ってしまいました。
家を出て駐車場に車を止めて会場に入ったのはスタートの45分前でした。それからゼッケンをもらい、トイレに並びながらウエアにゼッケンを着けて着替えをし、ゼリーなどを口にした。ですが、肝心のトイレの順番はスタートにとても間に合いそうになく、トイレは諦めて急いで荷物を預けてそのままスタート地点に駆け込むことになりました。もう気持ちは上擦っていて、すべてがめちゃくちゃという感じでした。

教訓1;タイム狙うならレース会場には2時間前に確実に到着すること

  
雨上がりの会場に駐車場から向かう。  この時点ではまだ写真をとる余裕。


スタート地点に並んでからは、「トイレはやっぱり持ちそうにないな、どこのタイミングで駆け込もうか」とそればかり考えていました。
2000人程度の大会ですから、スタートの滞留によるロスは20秒程度で軽快にスタートできました。いずれにしろゴールまで持たないトイレは早めに行こうと決めていたのですが、最初の5kmはコース近くにトイレがなく、5kmを過ぎたあたりでまだ列の出来ていないトイレに駆け込みました。ここで1分20秒をロスです。


以降のペースは下の実績グラフの通りです。30km手前から脇腹が痛み出したのがまともにタイムに表れています。特に35km過ぎてからのタイムはちょっとひどいです。
1ヶ月前の福知山マラソンの時と違って、足は問題なく動いていましたが、ペースを上げると脇腹が刺すように痛むのでペースを落とさざるを得ませんでした。毎回、マラソンでは脇腹が多少痛むのですが、今回は、その痛みを無視して走っていたら刺すよう痛みに悪化、痛みがひどくて深い呼吸ができなくなってしまいました。実際、レース後数日間、脇腹の腫れがわずかに残っていました。
いずれにしろ、この後半の痛みは今回食事が遅かった影響もあるかもしれませんが、それ以上に内蔵がペースについて行かなかったようです。先日アップした記事のように、インターバルトレーニングで慣らすのと、腹筋を鍛えてこれを克服するしかないです。ちょっと後悔しているのは、ここまで痛みが出たら、ひょっとしたら立ち止まって深呼吸をして完全に痛みを抑えてしまった方がタイムはよかったかもしれません。

教訓2;脇腹の痛み対策を真剣に取り組むこと


加古川マラソン2007のペース実績とこれまでの実績


ゴール風景


ゴール風景


ゴールするとバスタオルをかけてくれます。これがとても気持ちいいんです。


これが完走記念のバスタオルです。メダルよりこちらの方が絶対にいいですね。
Finisherという響きがたまらないです。


   
完走証             参加記念Tシャツ(ワンポイントでセンスいいです)

 
女性の表彰式(レベル高いです)    男性シニアの部(こちらもレベル高いです)



今年のゲストはあの驚異的な粘りの土佐礼子選手。残念ながらガードが堅くてサインはもらえませんでしたが、楽しいトークを楽しめました。


表彰式の後に土佐礼子選手のトークが始まりました。

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バリバリのオリンピック選手をこんな近くで見れてとても感激です。

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オリンピック頑張ってください!
※写真、動画アップしていいのか悩みましたが、遠目にしましたのでいいかな?


【FunClimb通信】登り初め 裏六甲の不動岩

2008-01-07 00:00:30 | FunClimbクラブ通信

1月5日は、神戸の六甲山の北側(裏六甲)にある不動岩登り初めに行ってきました。不動岩は、わたしが学生のころからよく通ったJR福知山線道場駅の近くにある岩登りのゲレンデです。わたしにとっては学生以来です。この岩場の近くに、何度かご紹介した烏帽子岩もあります。

今回は、「FunClimbクラブ」(詳しくはこちら)のSさんと、母校の大学山岳部現役の方たちと行きました。不動岩は、昔からあるゲレンデですので、フリークライミングだけでなく、アイゼンで登るなどアルパインクライミングの練習もできます。また、場所によっては2ピッチで登るなどマルチピッチのロープワークの練習もできます。Sさんにはマルチピッチと懸垂下降を練習してもらいました。アルパインクライミングの練習するルートはグレードとしては簡単ですが、支点はフリークライミングルートのようなしっかりしたものではないので、リードは神経を使います。また、わたしは、1ルートのみアイゼンで登る練習をしてみました。学生時代を思い出しながら、懐かしい1日となりました。

  
右は東陵の有名なフリールート「ナンバブラザーズ5.10a」。以前は、A1人工ルートだったはずです。このルートの開拓ぐらいからフリークライミングのブームが起こっていったという関西では歴史的なルートだと思います。手前の壁はマルチピッチのアルパインクライミングの練習ができる壁です。アイゼンで引っ掻いた跡がいっぱい残っています。

    
   フリールートの西壁    東壁の最上部から下を見下ろす

       
東壁の1ピッチ目終了点(二人が立てるほどのテラスで、写真はSさん)と2ピッチ目の最終部分。ヘルメットをかぶり、ザックを背負ってアルパインの練習です。不動岩は、下の川まで見下ろせる高度感が楽しいです。


ランニング記録 12月30日から1月5日 年始はランニングサボってしまいました

2008-01-06 22:04:01 | ランニング週間記録

昨年末は、ほんとバタバタしてしまいました。その疲れのせいか、年始はまだ元旦しか走っていません。「こんな時もたまには有っていいのでは」と、言い訳をしながら、お正月らしく、お酒をいっぱいいただきました。もちろん、体重増えました。
ちなみに、気軽にクライミングを楽しむ「FunClimbクラブ」(クラブの内容はこちら)には、とんでもない酒豪の女性がいます。恐ろしくて、まだ、実際にその現場に同席したことはないのですが、彼女は「わたしはお酒で負けたことがない」と言っていました。お酒に勝ち負けですか、、、、? アルコール版ギャル曽根さんは、山に行くときはマイ・アルコールでお願いすることにしています。

1月4日、仕事始めの日に、大阪の住吉大社に破魔矢の交換に行ってきました。

  

  

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12月30日日曜日、冬山の八ヶ岳から下山し、神戸の自宅に大急ぎで帰宅。

12月31日月曜日、月間走行距離250kmをクリアするために長距離走。

1月01日火曜日、午後、駅伝を見たあとに元旦ラン。

1月02日水曜日、昨晩の「ライアーゲーム」の深夜再放送と箱根駅伝と昼酒と年賀状書きのためランニングできず。

1月03日木曜日、昨日と同様に、ランニングさぼってしまいました。

1月04日金曜日、昨晩の「ライアーゲーム」の深夜再放送と仕事始めのためランニングできず。

1月05日土曜日、今日は裏六甲は道場にある不動岩で登り初めのため、ランニングの時間が取れず。これで新年連続4日、ランニングをさぼってしまいました。たまにはいいかな。

月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)0

備考

12月30日
12月31日
 1月01日

 1月02日
 1月03日
 1月04日
 1月05日








8.5
21.6
11.0
4.0
-
-
-
-

-
2:06:43
1:15:10
0:19:20
-
-
-

-

-
10.2
8.8
12.4
-
-
-
-

7,479

7,501

7,516
-
-
-
-

八ヶ岳冬山
自宅
自宅
自宅

週間合計
距離(km)

45.1 

地球一周
到達度

18.8 %

 

※体重; 59.3kg(11.9%)でスタート、週末62.1kg(14.1%)
※月間累積走行距離(12月);252.2km
   月間累積走行距離(1月);15.0km

冬の八ヶ岳 「第4章 何事も基本に返って(下山後のトラブル)」

2008-01-05 01:30:04 | 積雪期登山

年末の八ヶ岳、今回は、冬の八ヶ岳に車で入る人は是非守ってほしいことを書きます。

これまでの記事は、以下にリンクします。
 第1章 わたしのザックはどこに
 第2章 雨の入山とアイスクライミング
 第3章 風雪の八ヶ岳

ちなみに、入山前の大事件、宅配便でロストされたザックが品川の仕分場で見つかったようです。ほっとしました。これについてはすべてが片付いた段階で、整理して最後の記事にしたいと思います。

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第4章 何事も基本に返って
            (下山後のトラブル)


30日に八ヶ岳の麓の美濃戸に下山した私たちは、まだ、私が茅野駅から神戸に帰る電車の時間に余裕があったので、赤岳山荘で食事をしたりしてゆっくりくつろぎました。
その後、エドヤマさんの車で、まずは、悪路で雪道の美濃戸口までの林道をクリアしなければなりません。わたしは雪道の運転なんてとんでもないので、ここはエドヤマさんに頼るのみです。FFの車ですが、エドヤマさんの高度な運転テクとチェーンをつけたスタッドレスタイヤで、わたしは一眠りでもしようかなという気分でした。ところが、、、、


もう少しで美濃戸口というところで、狭い林道を塞ぐ、登りの四駆がいるのです。

チェーン持っていないのですか」
「登れないなら、なんで下りないのですか」
と訪ねると、

「チェーンは持っていないです。滑って恐いので、今JAFを呼んでいます。」
と言うのです。

こんなところにJAFが本当に来るの?
来るわけないでしょ。

四駆だからと言って、チェーンも持たずにこんなところに来ないでよ!。わたしたちだけでなく、この四駆のおかげで登りも下りも大渋滞です。わたしは、思わず、神戸の家族に電話し、「山は降りたけど、今日は帰れそうもない」と連絡をしました。

ここからのエドヤマさんの活躍すばらしかったですよ。わたしは、エンジンをかけたままの暖かい車の中でじっとしているだけでした。
エドヤマさんは雪道を運転するための装備の準備が立派なのと、こういう場面で、リーダシップをとって問題をきちんと解決していく姿、格好良かったです。エドヤマさんの活躍のおかげで林道が開通したとき、問題を起こした四駆の人たちはもちろん、渋滞に巻き込まれた人たちがみんな彼に頭を下げてお礼を言っていました。

エドヤマさんが実際にどんなことをして問題を解決したか、彼の後日のブログを待ちましょう。

わたしは、その後エドヤマさんにJR茅野の駅まで送っていただきました。電車の時間が迫っていたので、いつもの馬刺しと熱かんを大急ぎ楽しんで、電車に飛び乗りました。

とにかく、
「雪の八ヶ岳に車で入るのであれば、いくら四駆でスタッドレスタイヤであっても、チェーンを忘れないで!」
です。


エドヤマさん
これだけ、混乱した現場をばっちりこなせれば、冬山の立派なリーダになれますよ。あとは、ザイルワークやルートファインディングをしっかり体で覚えて、どんな場面でも基本にもどった準備と行動を忘れずに経験を積んでいくことだと思います。


冬の八ヶ岳 「第2章 雨の入山とアイスクライミング」

2008-01-04 07:30:54 | 積雪期登山

第2章 雨の入山とアイスクライミング

12月28日の夜に、赤岳山荘の横でテント泊したわたしたちは、早朝、前日の夜から降り出した雨の中を赤岳鉱泉に向けて出発しました。
冬山の入山が雨というのは結構つらいです。ゴアテックスのアウターを着ていくら雨をシャットアウトしても、中に着るものの選択を誤ると汗をかなりかいて濡れてしまいます。初めての冬山のエドヤマさんは苦戦していました。どうしても初めてだと厚着になってしまうのです。玉の汗をかいていました。ただ、この日は小屋泊ですから濡れても乾かせばいいだけなので、安心ですが。

ちなみに、冬山は重ね着が基本ですが、それぞれは、薄くて、速乾性・保温性の高い素材で、さらに、できるだけフロントジッパーのウエアにすると行動中に温度調整がしやすいです。ウールで周りを固めていた大学山岳部時代と比較するとこういった化繊の素材は、冬の雨や湿雪の中では抜群に威力を発揮します。
ちなみにわたしは、下着など肌に直接接するウエアの素材としては、ミズノのブレスサーモを気にいっています。ただ、登山靴の進化で足は濡れることが少なくなったので、靴下は従来どおり保温性の高いウールを使っています。


赤岳鉱泉に向かう私(エドヤマさん撮影)


赤岳鉱泉の小屋には10時半までには到着し、雨が上がるまで、小屋の中で濡れた服をストーブで乾かすなどして休憩。午後からは、小屋の横にある工氷壁「アイスキャンディ」でアイスクライミングの練習を始めました。
この日は天候が悪いこともあって、アイスキャンディに取り付いている人はわずか、とても快適です。昨年1月に来たときは、超満員でザイルがすだれのようにかかっていました。
かなりの本数を登って、腕が疲れてきたところでアイスクライミングを終了し、その後、エドヤマさんにミニ雪上訓練をしました。アイゼンでの斜面の歩き方、雪山のビレイのしくみ等を覚えていただきました。


アイスキャンディでのクライミング風景
アイスキャンディは、休日は赤岳鉱泉宿泊者のみが利用できます。そのため、今回はテント泊ではなく小屋泊としました。リードクライミングは禁止で、裏から階段を使って上がり、トップロープをパイプにセットしてクライミングを行います。

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アイスキャンディでのクライミング風景(動画)


わたしのクライミング風景(エドヤマさん撮影)

 
こんなドライツールによる登攀練習ができる場所があります。
バイルを人工のホールドに引っかけて登ります。
本番でこんなところが出てきたら絶対に私は登らないですね。


冬の八ヶ岳 「第1章 わたしのザックはどこに」

2008-01-03 11:04:52 | 積雪期登山

明日4日から仕事始めの方も多いですよね。わたしもその一人です。
午前中は、社内で新年のミーティング、午後は毎年恒例の、住吉大社に会社の破魔矢を交換しに行きます。これがわたしの一年のスタートです。


さて、昨年末の八ヶ岳山行の続きを書いてみました。

昨年の八ヶ岳は、まず、わたしのザックが宅配便でロストされるという大トラブルから始まりました。ほんと、わたしにとっては、まったくの想定外でした。これにより、同行者のエドヤマさんにはとんでもないご迷惑をかけてしまいました。

そして未だに解決していません。
こんなトラブルが起こるのだと、興味のある人は続きを読んでみてください。

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第1章 わたしのザックはどこに

わたしのザックはいったいどこに行ったのでしょう。まさか、時間をかけて慎重にチェックしながらザックに詰め込んだ雪山装備が一式なくなるなんて、、、、、。年末の仕事をすべて終え、「明日から雪山だ」と意気込んでいたわたしは、地獄の底に落とされたという感じでした。

事件はこのように発生しました。

無くなった荷物は、75/85Lのミレーのザックにサイドバックまでつけた大きなものです。運び上げる装備の他に入山時に身につける登山靴やウエア、メガネまでザックに詰めました。要するに登攀具も含めて雪山の個人装備、共同装備がほぼ一式が詰まったザックです。重さは25kgは軽く越えていると思います。ただ、靴まで入れたのでザックからあふれたザイルやバイル等と、衝撃に弱いフィルムの一眼レフは、ザックとは別に事前に手持ちでいつものホテルに持ちこんでいたので今回の事件からは逃れました。

  • 12月25日(火) ザックを新宿に向けて発送
    12月28日の入山に向けて、神戸の自宅で各装備を防水してパッキングしたザックは、定宿の新宿のホテルにY運輸で発送しました。年末で遅配が怖いので、余裕をもって1日前の26日到着指定としました。
  • 12月27日(水)20時ごろ ザックのロストが発覚
    わたしは、25日に東京に移動し、さらに翌日東北に移動して27日の夜に東京に戻ってきました。翌日の出発に向けて最終のパッキングをしようと急いでザックを受け取ろうとすると、なんと、ホテルにザックが届いていませんでした。Y運輸に問い合わせすると、なんとわたしの荷物が品川の仕分場までは届いているが、そこから行方不明で、調査中になっていると言うのです。 ちなみに、Y運輸のサービスセンターは、大混乱のようで、なかなか電話がつながりません。なんでも品川の仕分場が、過剰な荷物が届いて大混乱になっているとのこと。
  • 12月27日(水)深夜0時まで 新宿の集配所を捜索
    Y運輸のサービスセンターに、今晩中にザックが必要なことを強く訴えてホテルで電話を待ちましたが、まったく連絡がありません。しびれを切らしたわたしは、ザックが品川から新宿に発送されているはずということを聞いていたので、新宿の集配所に直接出向いて自分のザックを探すことにしました。大きな荷物なので、わたしが見たら一発でわかるはずです。Y運輸に、車で迎えに来てもらい、現場で実際に探しました。しかし、まったくそれらしきモノは見つかりませんでした。
  • 12月28日(木)深夜1時まで 事務所の外で凍える
    新宿の事務所の方が、品川の仕分場まで荷物を探しに行くと言うので、それに同行すると申し出ましたが、いろいろ理由をつけられて拒否されました。それでは新宿の集配所で見つかるまで待つと言うと「業務に支障があるから事務所から出てくれ、どうしてもここを動かないと言うのであれば別の問題になる」と半ば脅しの様に言われました。しぶしぶ、集配所前の屋外でガタガタ震えながら立って待つことにしました。ホテルに帰ることも考えましたが、本件Y運輸の対応にまったく信頼ができないため、現場の近くにいることを選択しました。
  • 12月28日(木)深夜2時まで 事務所に入り連絡を待つ
    あまりに新宿の夜は寒かったので、Y運輸の夜間緊急連絡先に電話を入れ、事情を訴えました。間もなくして、集配所のシャッターが開き、冷え切った私をやっと事務所の中に戻してくれました。事務所の中で1時間ほどさらに待ったのですが、品川は荷物が多くてなかなか探せないということ。そのため、朝5時までに見つからなければ、朝一番に登山用品店に行って、必要な道具をY運輸の責任ですべて購入してもらうことの約束をつけ、ホテルに戻りました。
  • 12月28日(木)早朝5時ごろ ザックは依然行方不明
    ホテルに戻っても興奮してしまった私はほとんど眠れませんでした。朝5時すぎにY運輸の現場マネージャーから電話がありました。結局見つからないということでした。これで、早朝に八ヶ岳に車で向かうという話はぶち壊しになってしまいました。同行者のエドヤマさんにはその旨を伝え、朝、10時30分開店の好日山荘に同行してもらうことにしました。
  • 12月28日(木)10時30分ごろ 装備を急いで購入
    エドヤマ
    さんと新宿の好日山荘に向かうと、Y運輸の支店長という肩書きを持つ若い人が約束どおり来ていました。彼に装備表を見せて紛失したモノを提示し、購入を開始しました。もちろん、わたしがこれまで時間をかけて選択した装備と同一・同等のものが全てあるわけではなく、限られた時間の中で、必要な装備をできるだけ揃えることにしました。登山用品店で購入できないものは八ヶ岳に行くまでのコンビニで可能なものは手に入れ、どうしても揃わないものは十分な個人装備を準備してもらったエドヤマさんに頼ることにしました。
  • 12月28日(木)12時30分までに 最低限の装備が揃うが、、
    装備を購入し始めて2時間後、やっと必要最低限のものが揃いました。ただ、レジを通すとかなりの金額になりました。ここから1時間ほど、みっともないのですが、お店の中でY運輸の方と交渉が始まりました。お金のことで決着がつかなければ今回の八ヶ岳は諦めようと思っていたのですが、一応決着が着いて14時には八ヶ岳に向けて新宿をやっと出発することができました。Y運輸とは、この後、わたしの紛失された荷物は必ず見つけ出し、見つかった時点で返却すること、下山する12月30日以降に荷物の状況をわたしに連絡することの約束をしました。


八ヶ岳に車で向かった私は、車中で装備の調整やパッキングをしました。防水はとってもいい加減、不足物もありますが、今回はテント1泊+小屋1泊なのでまあ大丈夫としました。北アルプス等であればこの状態では入山しなかったと思います。


下山後、12月30日時点で携帯電話に留守電もなかったのでY運輸に電話しました。しかし、荷物はまだ見つかっていないとのこと。責任者は休みだったのですが、代わりに電話に出た人の言葉にたいへん驚かされました。

  • 荷物の捜索は、打ち切っている。
  • 一人のお客様だけのために捜索を続けることはできない。
  • 28日に必要な装備は弁償しており、あなたの要望は聞いた。

だそうです。この言葉に呆れたわたしは、電話に出た彼に、「こんな言い方をしては、被害者の感情を逆撫でるだけだ」と話をしました。「今後どうするのか翌日に責任ある人から電話で説明がほしい」と伝えて、この日は終わりにしました。
ところが翌31日、予想はしていましたが電話はありませんでした。ロストしてから1週間経った1月2日夜、まったく連絡がないことにしびれを切らしたわたしは、例によってY運輸の夜間緊急連絡先に事情を訴えました。こういった場合、状況の改善を図るには不誠実な対応をする部署と直接話をせずに、きちんと常識的な話ができる人や部署に粘りづよく状況を訴えていくしかないです。

でも、なんでこんなことにエネルギーを投じないといけないのでしょうか。いずれにしても、ザックが出てくるまで続けていくしかないですね。あんな大きな荷物が消えてなくなるようなことは考えられないし、お金にもならない荷物が盗難に遭うようにも思えないですから。Y運輸が誠実にトラブル対応してくれれば必ず出てくるはずです。


箱根駅伝って、毎年わくわくしますね

2008-01-02 23:59:49 | マラソン・トレランレース

日本人ってマラソン好きですね。
毎年正月は、全日本実業団駅伝箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)が長時間TV生中継されています。

ランニングを始める前は、特にこの駅伝中継を見ていたわけではないですが、最近は、毎年、特に箱根駅伝をわくわくしながら見ています。箱根駅伝のTV放送の良いところは、先頭の集団だけでなく、タスキリレーの場面などほとんどのチームの様子を中継されるところ。だからこそ、いろいろなドラマを見ることができ、見ていて飽きないです。自分ではあんなスピードでとても走れないのに、まるで自分が走っているように思えたりもします。
今年は、早稲田の逆転もすごかったですが、わたしには、順天堂大の脱水症状による途中棄権が残念でならないです。あと500mでゴールだったそうです。順天堂大は、復路はオープン参加扱いになってしまうようですが、厳しい練習を乗り越えてきた選手の皆さんには堂々と走ってほしいなと思います。

ちなみに、日テレの箱根駅伝のWebページはよく出来ていますね。これとTVを重ねてみるととてもおもしろいですよ。
http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html

明日は、復路、箱根の急な下りを猛スピードで下っていくのがとても迫力がありますね。楽しみです。


2008年、元気印とともに

2008-01-01 17:30:00 | 元気印、元気や勇気の出る話題

2008年 明けましておめでとうございます。

早速、午後から元旦ランしてきました。本当に走るのって気持ちいいですね。
昨年5月に本格的に始めたブログは、8ヶ月で56,000ヒットを超え、新しい仲間もたくさんできました。今年も、山とランニングを通じていろいろな人とコミュニケーションができること、とても楽しみにしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、この写真ですが、昨年の4月のとっても暖かい日の写真です。早朝ランニングしていたらあまりにがきれいだったので仕事に出る時間を遅らせ、わたしの元気印、今年成人式の娘を花見に連れ出しました。娘は人工呼吸器が必要なので外出はとってもたいへんなんですが、どうしても桜を見せたくて、家族に無理を言って、出かけました。
ただ、彼女がを楽しんだかわかりません。車いすで動き回っていた頃は典型的な「花より団子」でしたから。

いつも笑顔で元気と生きる力をくれる娘に、昨年、私の出来たことはこれくらいしかないかもしれません。今年はこういった時間をできるだけ作ろうと思います。自由で動き回れたら感じられるたくさんの事を、少しでも多く娘と共有できたらなと思っています。