山とランニングの日記(旧ブログ goo)

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【FunClimb通信】4度目の三つ峠

2008-10-05 12:50:25 | FunClimbクラブ通信

昨日、4度目の三つ峠に行ってきました。

今回は、大学山岳部後輩のMさんとFunClimbクラブエドヤマさんといっしょです。エドヤマさんは三つ峠初めてです。

今回登ったルートは、トータル7ピッチ。いろいろあって目標9ピッチは無理でしたが、なかなか楽しいクライミングでした。
三つ峠はもう本格的な秋ですね、日が当たらないと長袖でも寒く、早朝の1ピッチ目は岩が冷たくて手の感覚がなくなってしまいました。


  
左の写真は「亀ルート」1ピッチ目、右は「亀ルート」3ピッチ目をリードするわたし(エドヤマさん撮影)


「亀ルート」の高度感いっぱいの「八寸バンド」をトラバースするMさん(エドヤマさん撮影)

  
エドヤマさん、今回は8の字結びもばっちりでした。
真ん中の写真は「一般ルート左」、右は「T字クラック」です。


「T字クラック」のハング下をリードするわたし(エドヤマさん撮影)。

 
左の写真は、Mさん、左は「T字クラック」核心部ハング下のMさん。
右の写真は、右フェース第一バンドから見たルート全貌。左で登っているルートは「クーロワール(V)」、出口が怖い。右で登っているルートは今回登った「T字クラック(V-)」、ジャミングが楽しいルートです。

  
左の写真は、「逆V字ハング」の下部岩壁を人工登攀(アブミ)で登るMさん(エドヤマさん撮影)。
壁の中断でビレーするのがわたし、エドヤマさんは遂にわたしのところに現れませんでした? 上部に見える大きな張り出しのうち左に見えるのが「逆V字ハング」。来年の夏は、穂高の屏風岩に行こうとMさんと目標設定をしました。ただし、彼は丸山東壁の緑ルートに行きたいとか、、、


右の写真は「リーダピッチ」をリードするMさん。


 
今回は、夜富士吉田から夜行バスで関西に帰りました。
左は、富士登山競争のコースでお馴染みの富士吉田駅近くの鳥居。
右は近鉄の夜行バス、3列シートで快適でした。驚いたのが、ほば満席で、
なぜか、若い女性の利用が多いのです。京都で降りる人が多かったので地元の女性の京都観光なんでしょうか。

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<今回登ったルート>

●左フェース 亀ルート(3P)
高度感いっぱいの「八寸バンド」のトラバースのある私の大好きなルート。三つ峠初めてのエドヤマさんに、岩登りの醍醐味の、この高度感を味わってもらおうと最初のルートに選択しました。このトラバース、ピンが少ないので、落ちたらリードでもセカンドでも大きくふられます。
予想どおり、エドヤマさんの顔は極度の緊張で引きつっていました。彼には十分すぎるくらい楽しんでもらえたのではないでしょうか。残念ながら、緊張して彼をビレーするわたしはカメラを構えるなんてことはできる余裕はとても無かったので、彼の写真はありません。

●右フェース 一般ルート左~T字クラック(2P)
前回の三つ峠に続き、右フェースに取り付きました。右フェースの第一バンドより上はクラックが発達していてジャミングを楽しめます。ただ、ここは岩が常に乾いているのでいつも混雑、特に、この日はアリが群がるように混雑していたので、上部壁の継続は諦め、2ピッチのみとなりました。前回、アルパイン用のシューズで満足した登り方ができなかった「クーロワール」(T字クラックの左隣のルート)を登りたかったのですが、ここも次々に取り付いていて空きそうになく、次回としました。

●中央フェース 逆V字ハング下部(人工1P)
エドヤマさんに、人工登攀を味わってもらおうと、いきなり、「逆V字ハング」に連れていきました。1ピッチ目はアブミでヘロヘロになりながらも完登してもらいたかったのですが、、、上がってきたのはMさんだけでした。
エドヤマさんを下で待たせるのも申し訳ないので、2ピッチ目の逆V字ハングそのものは諦め、次回としました。

●右フェース リーダピッチ(1P)
エドヤマさんは、人気の「中央カンテ」を登りたかったようですが、混雑していることと時間の関係から本日の最後は「リーダピッチ」としました。わたしは次回は、「観音ルート」を登ってみようと思います。三つ峠はたくさんルートがあるので、何回も来たくなります。