山とランニングの日記(旧ブログ goo)

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三つ峠 再チャレンジ

2008-07-26 21:58:57 | FunClimbクラブ通信


前回、雨でまともに登れなかった三つ峠屏風岩、再びチャレンジしてきました。

今日のパートナーは、大学山岳部時代の後輩のMさん。大学卒業以来、久しぶりにザイルを結びます。
本来であれば、前回もいっしょだった乱丸さんも同行の予定だったのですが、急な仕事が入ってしまい、今回はキャンセル。彼はとっても悔しがるでしょうが、今日の天気はまずます、そしてあの宿敵のブヨはあまり襲ってはきませんでした。



亀ルート3ピッチ目の有名な「八寸バンド」のトラバース
ピンが少なく、ホールドも細かく高度感いっぱいで緊張の一瞬です。かなり恐くて、気持ちよかったです。写真は、Mさん。


三つ峠の岩に登るとこんなにすばらしい富士山が見えます。
実は、今回のパートナーのMさんは、昨日行われた富士登山競争に参加したのにも関わらず、今回の三つ峠につきあってくれました。超人的な体力に感心します(富士登山競争は、この尾根の向こうにある富士吉田市役所から富士山頂上まで4時間半以内で駆け上ります)。


中央カンテルートから見た別パーティ
今回は3本マルチピッチを楽しみましたが、写真のルートまでは手が出せませんでした。いくつかのパーティがこのあたりに集まっていたので、人気があるみたいです。次回はこの周辺のルートを登ろうかと。


亀ルート2ピッチ目をリードするMさん。このピッチの次が冒頭でご紹介した恐怖のトラバースです。


亀ルートを登り終え、50mの懸垂下降をして取り付きに戻ります。
一気に下りるので、下降器(エイト環)は摩擦熱で熱くて持てなくなります。


本日、最後は、空間リッジという人工ルート(2ピッチ)。思いっきり高度感を楽しもうと、ずっと空中に体が出るこのルートを登ったのですが、あいにく、ガスが出てしまい、高度感は無し。
A2のハングを越えるときに足が壁から離れ完全にアブミにぶら下がったのは快感でしたが、遠くで雷の音が聞こえるなど、金物をいっぱい身につけた私たちには気持ちの悪い登攀となりました。
写真は、ガスの中、空間リッジを登り終えて疲れて懸垂下降するMさん。

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三つ峠の岩場は、こんな場所にあります。
今回、私たちは、前日の夜に登山口の駐車場まで車で入ってそこでテント泊。早朝の5時前に出発して、1時間ほどで頂上近くの小屋に到着。前日の雷雨で岩が多少濡れていたので、少し待機して、実際に岩に取り付いたのは7時前でした。さすがにこの時刻から登れば、涼しくて、人も少なく快適です。
真夏でも練習できる数少ないロッククライミングのゲレンデですね。