堺北民主商工会

堺北民商ホームページはこちら

EARTH

2008年02月19日 17時05分45秒 | 世間の話
少し前になりますが映画アースを観て来ました。
http://earth.gyao.jp/
地球を5年の歳月をかけて撮影。
生き物や自然の姿を美しい映像で観客に提供する映画です。
地球温暖化への警鐘と共に・・。

地球温暖化に関しては語るまでも無く、二酸化炭素による温室化効果が原因です。
今、世界中の国が協力して二酸化炭素の削減に努力しています。
先日、福田首相も国際的な場で温暖化防止への努力への決意を表明しました。
しかし、僕達の住む日本は逆に二酸化炭素の排出は増加しています。
その原因を多くのマスコミは黙して語りません。
実は日本から排出される二酸化炭素の総量の51%がわずか180社の企業から排出されているのです。
ちなみに一般家庭からはわずか5%の排出。
180社の中にはスポンサーに名を連ねる大企業が多い事でしょう。

また、
日本の技術力を持ってして何故二酸化炭素の排出が増えているのか?
それには火力発電に使う石炭の絶対量の増加があります。
火力発電に使われる燃料の中で石油でも天然ガスでも無く、石炭。
理由は単純です、石炭が安いから。
世界中で二酸化炭素の原因になるとして使われなくなった石炭を日本が輸入、発電に使い電力会社や売電をしている一部企業が儲けるという構図です。
日本の石炭消費量は世界一になりました。

ここにちゃんとした規制をかけるべきでは無いのか?
日本共産党の機関紙「赤旗」が以前一週間にわたって特集記事を組みずっとこの問題を取り上げていました。
大企業が憎いからではありません、原因を科学的に見ることが出来ているからです。
恥ずかしながら僕はこの石炭にまつわる事実を知りませんでした。
一般マスコミは一切触れず、唯一、赤旗のみが報道したからこそ僕は知ることが出来ました。

地球が悲痛な叫びをあげている今、温暖化の原因と我が国における問題を科学的(唯物論的)に見つめ、それに対する正しい規制や情報の提示を、財界の都合により歪める事無く行う勇気が必要だと思うのです。

「このまま進めば2030年までにホッキョクグマは絶滅する。でもまだ間に合う・・・」
映画「アース」はこう結んだ・・。


事務局:つ


最新の画像もっと見る