堺北民主商工会

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橋下大阪市長への抗議文

2013年05月16日 12時43分57秒 | お知らせ
2013年5月14日
日本維新の会共同代表
大阪市長  橋下 徹 様


橋下市長の「慰安婦制度は必要」「風俗業の活用を」など
女性・国民を冒涜する発言に強く抗議し撤回を求めます

 日本維新の会共同代表である橋下徹大阪市長は5月13日、大阪市役所でおこなった記者会見において、旧日本軍の従軍慰安婦制度について「軍の規律を維持するために必要だった」と述べました。このことに対し、全商連婦人部協議会は満身の怒りをもって強く抗議し、国民の命や人権を守る政党の代表、市長の資格をもはや失っていることを厳しく指摘するものです。
 「慰安婦」問題は戦争遂行のために、女性を人間として扱わず、その人権を極限まで侵害した「性奴隷」制度であり、許すことのできない犯罪行為です。世界の国々からも日本政府に対し、責任を認め謝罪するよう求められています。橋下氏は、日本の過去の戦争を侵略戦争と認めない安倍首相の認識を肯定しています。重ねて「必要だった」とする今回の発言は、国際社会に通用しない暴言です。
 米軍基地があるゆえに繰り返される性暴力の被害根絶を願い続ける沖縄の地で、米海兵隊司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と発言したことは、戦争で深い悲しみを背負い、いまだ危険に脅かされながら生活する女性や県民に対するこの上ない冒涜です。
 日本軍が強要した「慰安婦」と、現代の風俗業を同列に論じ、女性をもっぱら性の対象としか見ない政治家が、国際都市大阪市の市長にふさわしくないのは当然です。
 橋下氏はこれまでの暴言を謝罪・撤回し、公党の代表と市長を辞任することを強く求めます。

全商連婦人部協議会
代表  大石 邦子

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