堺北民主商工会

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目的税?

2008年01月30日 11時26分06秒 | 税金の話
確定申告の時期が始まり、堺北民商でも確定申告班会などで税金の相談が多数寄せられています。
ベテランの会員さんも居れば、相談に来て即入会の人もあり、千差万別なのですが一様に胸にあるのは儲かってないのに税金だけがキツイという思いです。
とりわけ消費税は零細企業の場合、売上げに乗せて貰えていない人が多く、そんな場合は身銭を切って払う事になっているのです・・・。

さてそんな消費税ですが、テレビなどではしきりに「福祉目的税」にして10%台に引き上げるべきだという話が流されています。これらは大手新聞社でも同じ傾向で社説や記事で消費税増税は不可避という世論誘導がなされつつあり、二大政党の財界との繫がりと相まって非常に先行き不安な状況です。

業者の皆さん想像してみましょう?!
今支払っている消費税が2倍3倍になったら自分の商売がどうなるか?
大企業は関係ありません、売上げにちゃんと転嫁出来るし、外国への輸出分は非課税扱いになり高額の戻し税があるからです。

加えて今期、大企業は自民党公明党政権への減税の要求が実って「研究対策減税」とか「IT減税」とかが増やされ、ぼろ儲けする中での税金を更にまけてもらっているのです。
その穴埋めは「消費税」だと!
キー!腹が立つ!!

先週の商工新聞(民商の新聞)のコラムに
目的税にするならば正直に
「大企業減税目的税」とか「軍事目的税」にしたらいいよ?!
っていうシュールな皮肉が書いてあったことを思い出しました。

消費税が福祉のために使われていないという事実を知る人、この怒り全く同感では無いですか?。

さて消費税申告に関してはここからが大切。
消費税を安くする方法は大きくわけて2つです。
それは「帳面をきっちりつけて、領収書などの資料を万全に残す事」
による自主計算活動。
そして・・
署名などの運動や政治を変えて消費税制度そのものを縮小→廃止へ持っていく税民闘争です。
この「小さな戦い」と「大きな戦い」
全国各地の民商で様々な学習や指導を行っていますので、悩んでいる方は民商に行きましょう。

モヤモヤした不安
重い税金
税務署の影への恐怖
冷たい政治
あなた一人の事ではありません!自己責任でもありません!
税理士では無く「運動体」民商なればこそ!きっと道が開けると思うのです。


事務局:つ