堺北民主商工会

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証券優遇税制について

2006年12月20日 13時06分38秒 | 税金の話
昨日に続けて金持ち減税の話をもう一つ。
上場株式の譲渡益にかかる所得税を軽減する「証券優遇税制」についてです。
07年に期限を迎えるこの減税を、自民党公明党は一年延長する事を決めました。

実際にこの減税を利用した人はどんな人でしょうか?見てみましょう。
04年に株式等譲渡所得を申告した人は、全体で19万6986人。
減税額は、総額で約1357億円。
申告所得の合計が5千万円を超える階層(7525人)が恩恵を受けたのは869億円で1人当たりの減税額は、約1849万円となりました。
ちなみに7525人と全体の約3・8%にすぎません。

全体の内の3.8%が主に恩恵を受ける減税が、株取引を促進し、景気対策になるのでしょうか?

ちなみに大方の国民が恩恵を受ける定率減税は今年を最後に廃止されました。

事務局:つ