堺北民主商工会

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朝三暮四(ちょうさんぼし)とは正にこの事

2006年12月18日 11時43分57秒 | 税金の話
「朝三暮四」とは中国の故事です。
《中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故事から》

目先の違いに気をとられて、実際は同じであるのに気がつかないこと。また、うまい言葉や方法で人をだますこと。
(出典:大辞泉)

さて、所得税の最低税率は現在10%ですが、平成19年からこれが5%になる事は皆さんご存知でしょうか?
「低所得者に優しい税制になるんだ!いい事だ!」
と一見思ってしまう話ですが、この話には続きがあります。

実は現在合わせて5%の市民税府民税が19年からは10%に上がるのです。

所得税で5%下がっても、市府民税で5%アップするので全く意味が無いという事です。
細かく見ると市府民税の方が所得控除額は所得税より少なく、かえって税金が増えます。(例:基礎控除は所得税は38万円、市府民税は33万円)

そしてこの話にはとんでもないウラがあるのでした・・。

明日へつづく

事務局:つ