坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

〝公立保育園3園の定員を段階的に減らし廃園にする案〟〜8月6日子ども子育て会議 傍聴記 

2021-08-07 | 公立保育園廃園

〝公立保育園3園の定員を段階的に減らし廃園にする案〟も議題になっていた、子ども・子育て会議を傍聴してきました。WEB開催で、傍聴は別室で音声のみ。傍聴定員は10人だったので、私は、”傍聴希望者が溢れていたら私は遠慮するので、市民を優先してください”と条件付きで予約しました。結果、傍聴者は坂井を含んで2人…。

 

 

〝公立保育園3園の定員を段階的に減らし廃園にする案〟のやりとりだけ、速記しました。坂井が発言を聞き取った記録であり、公式な会議録ではないという前提でお読みください。読み返して見ると、意味が通りにくい箇所もありますが、加筆せずに載せています。 **は聞き取れなかったところ

 

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Q  
資料 のびゆくこどもプラン小金井 事業進捗状況評価表では、待機児童の数のところ、引き続き、数の確保と書いてある。今回示された方針と齟齬があるので説明を。
A
計画を作った状況と今回示した案の内容に矛盾は起きている。0歳児の見込みに違いが出てきたから。充足の見込みが立っているので、方針案ではそうなっている。
Q 
計画上、確保は必要だが、実際は必要ないということか?
A
人口状況。計画で想定したよりも0、1歳が少なくなっている。今年4月、待機児童はゼロではないが、0歳児は51人の空きが生じた。新規4園開設によって1歳児充足の目処がたつ。
Q
意味は分からなくないが、計画と今の説明に納得はできない。******民間委託は聞いていたが廃園は全く知らなかったので驚いている。何も知らない中で決定として流れる。1歳児の見込み、ホントはどうなのか。障害児保育のこと、跡地利用、****疑問に思う。公立の役割としての考えが聞きたい。
A 
園を閉じるということ、現時点では段階的縮小という案で、5〜6年先の話なので、跡地利用について、今の時点で先に決めてしまうことになるので、決めていない。方向性を定めていく。特別支援保育は現在、公立5園で枠として募集11枠。2園閉じ3園で12枠に増やしたい。わかたけは2のまま。こがねい2から4。けやき3から6。3歳以上の枠を撤廃も検討。


Q
 
跡地を活用しようと思っても、お金がかかるから活用できないという懸念もある。
お金がないという理由に廃園はミスリードとなる。後で、いくら費用が必要と言われても。今ざっくりと示してもらいたい。
A
今後検討していく上で、ご意見踏まえながら検討する。


Q
 
公立園維持が困難で減らすと、職員は配置転換になるのか、採用人数を減らすのか?
A
今後、残る園に集約。取り組めていなかった事業に取り組んでいきたい。
市の貴重な人材は同じ中で活用していきたい。


Q

廃園、いきなりで驚いた。説明動画をみた。老朽化、金銭的なものなど、大人都合で、子どもの立場には立っていない。保育園は、家のつぎにいる場所。学年も減っていく。子どものケア、子どもにもわかる説明を。利用者の気持ちに添った説明会を今後行なってほしい。
A
7月28日、市議会厚生文教委員会に資料を出して説明をした。質問をいただいている途中。公立保育園運営協議会には、7月31日に資料を出し、説明をした。
8月早々には保護者向け説明会と考えていたが、コロナの拡大で困難になった。方針案と手紙を添えて、園を通じて保護者に配った。これは説明するという部分に当たる。口頭説明ではないので補足としての説明動画を掲載した。保護者に限らなくて良いので一般に公開。質問を受ける手法もとった。コロナの状況をみながら、環境整えば、説明会を保護者には行う予定。その後、市民説明会を行う準備もある。

意見
お金がないから公立を閉める。民間が運営しやすいような整備のビジョンを示してほしい。お金がない、数は足りていると言われると残念。 会議では、子どもの居場所や子どもの権利について審議してきた。財政難の中で何ができるか示してほしい。数の論理で考えるのに抵抗がある。
利用確保を前向きに考えてきたのに。全体、総合的に考えられるように。

会長
これで終わりではなく、次期にも考えていただきたい。引き続き、次期に検討していただければ。
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この日が、今期メンバーでの最後の子ども子育て会議でしたので、それぞれから最後に一言が述べられていました。その中でも、〝公立保育園3園の定員を段階的に減らし廃園にする案〟について触れていた方もいました。

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意見
子ども子育て会議は、市民参加で前向きな議論をしてきた。行政と一緒に、やっていけそうと思っていたところに廃園の方針、ショックだった。

意見
まさかの、廃園案資料。一度も聞いたことのない話なので驚愕。

意見
国や都の補助制度に流されることあってはならない。今後も議論がされ、子どもや保護者従事者と意見交換を。慎重に理解を求めていくように。

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 任期最後の日に、初めて〝公立保育園3園の定員を段階的に減らし廃園にする案〟について示されても、そりゃ、困惑しますよね。子ども・子育て会議だけではなく、7月31日に開催された公立保育園協議会でも「遺憾である」という発言が多かったと聞いています。 
 私が、今回の一件で最も理解できないのは、進め方です。西岡市長公式HPを見ると、発行したニュースが掲載されていますが、「対話・市民参加による市政を進めます」と書いてあります。対話はどこへ行ったんでしょうね。

 8月10日午後1時から、〝公立保育園3園の定員を段階的に減らし廃園にする案〟について審査する市議会 厚生文教委員会があります(@小金井市役所本庁舎3階第1会議室・傍聴受付は4階 *感染症対策を講じています)。感染症拡大していますので、Youtube中継もご活用ください。


**小金井市が出した方針や説明動画**

新たな保育業務の総合的な見直し方針(案)について(2021年8月4日更新) (小金井市HP)

説明動画(Youtube)

説明動画の読み上げ内容(小金井市HP)

 

 


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