「男女共同参画推進フォーラム」最終日。フェミニスト議員連盟主催のワークショップ「政策決定の場にもっと女性を!」のパネリストとして小金井市のことをお話しさせていただきました。どれほどの方が来てくださるのか…予測できませんでしたが、およそ40名の方にお集まりいただく。
藍住町議の西岡恵子さんが町議会の議決により失職し、裁判で争い、勝訴が確定したことは、流れとして存じ上げていたのですが、背景がよりわかりました。無所属のため政党などのおおきな後ろ盾がないこと、女性議員が少ない(現在は西岡さんおひとり。最初に失職の議決を受けたとき女性議員は3人)ことのほかに議会や地域が持つ特性をお聞かせいただきました。詳細はここでは書きませんが…小金井市だったら考えられないことばかり。
(当日配布資料より、経緯)
今年の6月20日に、最高裁が、町の上告を棄却したため、西岡さんの勝訴が確定。
市民の代表として、行政をチェックし、市民の声を代弁するという本来の役割以外のところで、多くのエネルギーと心労を要する。闘い続けるって大変なこと。しかし、自分に嘘がないからこそ闘い続けられるんです。
会場から、同じように地方で町議を務めている女性議員の発言もあったのですが、議会やまちの土壌は、藍住町と重なるところがある。。と。ひとくちに「女性議員を増やそう」と言っても、地域によってハードルの高さは違います。まだまだ、世の中には知られていないけれど、同様の事例はみえないところで起きている可能性もあると思います。
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もうひとりのパネリスト、元船橋市議のまきけいこさんからは、今国会内で、森友学園・加計学園問題で国会質疑が紛糾し、審議入りしなかった「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律(推進法)」について。
世界に目を向けると、女性の参画はまだまだ。。坂井もたびたび引用するグローバル・ジェンダー・ギャップ指数を引用しながら、この間、順位を下げていること。
また、ご自身の経験から、暮らしのルールを決めるのが政治。性別や年齢などさまざまであるべきとのお話を伺う。
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当の坂井ですが
◇ 自己紹介、議員になるまでの経緯
◇ 小金井市議会の女性議員比率の変遷
◇ 先日、掲載された女性議員の記事(東京新聞1面)
◇ この1年間、一般質問で取り上げた項目を女性議員、男性議員別にまとめたもの
◇ 改選後の市議会だより
を引用しながら、「女性議員を増やすために」思うところや、24人中10人が女性議員(41.7パーセント)の小金井市議会で、感じる課題などをお話ししました。
自分としての振り返り
”やさしさ視点”でいうと
…昨年に比べると少しは成長している。議会前&種々の宿題や課題を抱えてる状況にしては、よく頑張りました。
“厳しさ視点”でいうと、
…もっと整理して話せたはず。いっとき、早口になっていた。語彙が少ない。ツメが甘い。話そうと思っていたことを伝え損ねた。思考が散漫。。。
時間配分や力点など、次なる機会をいただけた際には、もっとこうしようというヒントをいただけました。貴重な機会をいただけて感謝です。
会場からの発言では、九州や北陸の動きも聞き、それぞれの自治体から変えていこう!と皆で確認しました。自分が暮らす基礎自治体で、それぞれが活動をしていけば必ず変わる。希望は基礎自治体にこそあると考えています。
(ワークショップ終了後、三鷹市議の野村羊子さんとパチリ。)
エッちゃんの話も、とてもよかったよ。陣内さんと相談して・・と言っていたけど、資料もよかったと思う。
今回はフェミ議のWSにしか参加できなかったのだけど、全体のフォーラムの様子はどうだったのでしょうか? なんとなく高齢化が進んでいるような印象が・・気になった。
参加者もワークショップの主催団体も、いっときに比べると減っているみたいです。