坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

"消防団第一分団案件おける清水議員に対する決議”に反対討論した件。

2023-06-25 | 2023年第2回定例会

「消防団第一分団における不正事案に関して、清水がく市議会議員に対し、議員として事実を明らかにし、市民の疑念に誠実に応えることを求める決議」に反対しました。
 私がこの決議に反対する理由を、議場にいる議員に伝え、ひとりでも多くの議員に賛同していただきたいと思い、単に反対して態度を示すだけではなく反対討論をしました。

 

坂井の反対討論と採決の様子はここ🐔から(小金井市議会YouTube)

以下に、討論の読み原稿を貼り付けておきます(よって、正式な議事録ではありません)。全部読むのはしんどいかもしれないので、要点をオレンジにしてあります。

 議員案 第32号 消防団第一分団における不正事案に関して、清水学市議会議員に対し、議員として事実を明らかにし、市民の疑念に誠実に応えることを求める決議に反対の立場から討論します。 
 まず、日頃よりご活動いただいている消防団の皆さまに、敬意を表し感謝を申し上げます。

 さて、本案件については、第1回定例会において議員案第14号「小金井市消防団第一分団における出動手当不正請求について全容解明を求める決議」を全会一致で可決しました。この決議では、第一分団の一部団員による出動手当不正請求事件の発生と、それを見過ごしていた現職市議会議員(清水がく議員)の存在は、多くの市民に不信を与えている。と前段で触れたうえで、事件の全容解明を行うよう求めています。
 この決議に賛成したわが会派も、当然、本案件の全容解明を求めている立場です。なお、市では調査委員会をたちあげ、調査がすでに始まっています。

 さて。今回提案された決議では、清水学議員が本年第1回定例会で、政治倫理条例に基づいて行った弁明に対して、尚不明な点も残っている。としています。
 そもそも、小金井市議会議員の政治倫理に関する条例5条では、条例3条各号に抵触する事実が生じた場合には、その責任を明らかにするため、自ら誠実にその事実を解明し、直近の本会議において弁明しなければならないとしております。今回も、ご自身の認識で自ら誠実にその事実を解明されたものであると捉えています。

 また、弁明に対する質疑ができないということは、弁明を聞いた議員が質疑を通じて疑問を解消し問題点を明らかにする性質のものではなく、自らの認識で説明を果たすものである、と言うのが条例の趣旨と捉えています。弁明の内容について、個々の議員としての受け止めの違いがあるのは当然のことです。しかしながら、議会として是非や評価を示すことは条例の趣旨に馴染まないと考えます。本決議において、弁明に対し「尚、不明な点が残っている」と記載していることは、条例の趣旨に馴染まないと考えております。
 
 第1回定例会において、政治倫理条例に基づいて、ご自身の認識で自ら誠実にその事実を解明した弁明が行われたこと、さらには本案件に対し全容解明を求める決議を可決していることを踏まえると、これ以上議会として何かしらを求めることには賛同できません。本案件に限らず、弁明が行われた案件について、議会として、何かしらさらに求めることには賛同できないということです。

 最後に、政治倫理条例の第1条では、小金井市議会議員の職が高邁な精神及び人格に依拠しているという自覚を持つこととされています。われわれ小金井市議会議員それぞれがこの自覚を持ちながら、市民の厳粛な付託にこたえる責務を負っていることを述べ、本決議に対する反対討論とします。

 以上、坂井は反対しましたが、市議会としてはこの決議を可決しました。第1回定例会で可決した決議とは性質が変わってきていると私は思います。
私を含め現在23人いる小金井市議会議員の見識が問われていると思います。


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