2023年度 一般会計予算、3つの特別会計、下水道事業会計予算を審査した小金井市議会ですが、全ての新年度予算を可決しました。
一般会計予算についてピックアップ。
坂井は賛成しました。文末に坂井の賛成討論の読み原稿を貼り付けておきます。正式な会議録ではありません。
賛成:15
緑・つながる小金井①(坂井)
自民・信頼⑤ (五十嵐・清水・遠藤・吹春・河野)
みらい③(岸田・沖浦・村山) 公明③(宮下・渡辺ふ・小林)こがおも①(水谷) 市民会議①(斎藤) ネット①(安田)
反対:7
子ども④(片山・古畑・高木・渡辺大)
共産③(森戸・水上・たゆ)
※ 鈴木議長(みらい)は可否同数の場合のみ採決に参加 ※ 会派名は略称 ※ 敬称略
緑・つながる小金井として、議案第7号2023(令和5)年度一般会計予算に賛成の立場から討論を行います。
新年度予算における新規事業である、若者討議会開催に関する経費、市報4ページのカラー化、やさしい日本語と防災を合わせて学ぶ実践的なワークショップ開催、および小中学校の給食食材として使用する市内産農産物の購入経費の一部補助などを評価しています。
個別案件については2点に絞って意見要望を述べます。
1点目。新庁舎等建設に要する経費は21万1千円でした。我が会派は、現設計で早期に建設することを求めてきましたので、建設に向けた経費が計上されていない点は大変に遺憾であります。
現設計で最短のスケジュールで進めるとしても、1年は必要なこともわかっております。予算特別委員会に提出された資料によると、建設時期が先になるほど、建設工事費が上がる推計で、建設工事費は100億円越えを避けられない事態でありますので、早期の建設を求めます。
5月には、建設事業を前に進めるための予算と財政の見通しが白井市長から示されることとなっておりますので、建設を前に進めるための、精神論ではない説明をしていただくことを強く要望します。
2点目。本庁舎や西庁舎での再生可能エネルギー100%電力を維持したことを評価します。小金井市の温室効果ガス排出量について、旧計画における全ての数値が公表され、削減目標の検討が可能となるのは新年度です。気候非常事態宣言を行った小金井市ですので、積極的な目標を定めること含め、引き続きの気候危機対策の強化を求めます。
白井市長には、市政運営における予算や議案の提案姿勢について要望を述べます。
我が会派としては、各取り組みの項目について、微に入り細に入り決めてからの提案を求めるものではありません。しかしながら、民設民営の学童保育所は、現在市議会でご説明いただいている内容では、今後の短期間で相当に熟度を高めていく必要が生じる事態だと捉えています。また、緑センターの業務委託に向けた事務が進められていますが、公民館緑分室の特徴的な事業である浴恩館公園内にある野外調理場の管理についても整理が仕切れていません。
議会に予算の提案をしていただく際には、市として、政策の枠組み、骨格となるところは整えていただきたいと要望したところ、白井市長もこの認識を共有していることがわかりました。しかしながら、行政側で整理をしないといけないことについて、説明できていない点もあろうかと思う。という答弁も出てくるような始末でした。
わが会派としては、スピード感を大切にしておられる白井市長の姿勢は評価しています。が、政策を進めていくにあたって、骨格になる部分については、白井市長が“十分な説明”を果たせるよう熟度を高めてから提案していただくことを強く求めます。
スピード感に関連して、1点申し上げます。
市政の重要課題である優先整備路線について、施政方針に次のような記載がありました。“東京都に対し事業化の中止を求める要望書を提出するなど、今後もはけと野川を守り、豊かな暮らしや文化を後世に継承していくため、適切に対応していきたいと考えております“と。わが会派では、白井市長の姿勢を指示しております。が。昨年11月白井市長が就任されてから、4ヶ月もの間調整が続いており、スピード感に欠けています。
早期の実行と、第2回定例会で”要望書を提出しました“とご報告いただくことを強く求め、討論を終わります。