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古からのつながり(3)仁賢天皇陵の名前「埴生坂本陵」

2018-10-22 15:07:51 | 坂本氏

「歴代天皇・年代事典」米田雄介編 吉川弘文館

↑は、何年か前に銀杏の黄葉を見に「北海道大学」を訪れ、寒かったので生協に入った際に出会った本。その時の携帯写真。(ヒョ== 5年も前だった。)






ここでは、父と母、陵の名前と所在地を記していこうと思う。

応神天皇:父は仲哀天皇。母は神功皇后。
     「恵我藻伏岡陵(えがのもふしのおかのみささぎ)
     大阪府羽曳野誉田

仁徳天皇:父は応神天皇。母は仲姫。
     「百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)
     大阪府堺市大仙町

履中天皇:父は仁徳天皇。母は葛城襲津彦の娘=磐之媛
     「百舌鳥耳原南陵」
     大阪府堺市石津ヶ丘

反正天王:父は仁徳天皇。母は葛城磐之媛(かずらきのいわのひめ)
     「百舌鳥耳原北陵」
     大阪府堺市北三国ヶ丘町

允恭天皇:父母は反正天皇に同じ(第二子)
     「恵我長野北陵」
     大阪府藤井寺市国府

安康天皇:父は允恭天皇。母は忍坂大中姫命(おしさかのおおなかつひめのみこと)
     「菅原伏見西陵」
     奈良市宝来(垂仁天皇陵の西北に位置)

雄略天皇:父は允恭天皇(の第五子)母は忍坂大中姫命。
     「丹比高鷲原陵」(たじひのたかわしのはらのみささぎ)
     大阪府羽曳野市島泉    
 
清寧天皇:父は雄略天皇。母は葛城袁大臣の娘 韓姫
     「河内坂門原陵」(こうちのさかどのはらのみささぎ)
     大阪府羽曳野市西浦

顕宗天皇:父は履中天皇の皇子市辺押磐皇子(いしべのおしはのみこ)。
     母は蟻臣(葛城氏)の娘 はえ姫 仁賢天皇の同母弟。
     「傍丘磐坏丘南陵」(かたおかのいわつきのみなみのみささぎ)
     奈良県香芝市北今市
     
仁賢天皇:父母は顕宗天皇に同じ。
     「埴生坂本陵」(はにうのさかもとのみささぎ)
     大阪府藤井寺市青山

武烈天王:父は仁賢天皇。母は雄略天皇の皇女=春日大娘(かすがのおおいらつめ)皇后。
     「傍丘磐坏北陵」(かたおかのいわつきのきたのみささぎ)
     奈良県香芝市今泉

継体天皇:応神天皇の5世孫。父は彦主人(ひこうし)王。近江国在住
     母は越前坂井郡三国にいた振媛(ふるひめ)。
     「三島藍野陵」(みしまのあいののみささぎ)
     大阪府茨木市太田

~~~*~~~

仁賢天皇陵に「坂本」の地名が入っている。


mamo
仁賢天皇の娘(二女)が七夕伝説と関係があるようだ。

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2 コメント

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Unknown (くすえ)
2019-10-26 17:45:30
初めまして。私は坂本臣や紀氏のルーツについて調べていて、こちらへ辿り着きました。
仁賢天皇陵に「坂本」の地名が入っているのですね。藤井寺市は土師氏と縁の深い地ですね。歌手の大江千里さんの出身地です。お父さんはご先祖の「おおえのちさと」から名前をつけられたのでしょうかね。

仁賢天皇の母は葛城蟻臣の女とありますね。私は、出雲国造の祖のアメノホヒ、紀伊国造の祖の天道根は天孫族ではなく出雲系の同族だと思っています。「アメノ」に惑わされてはいけませんね。

葛城国造も紀伊国造も、同族である武内宿禰の息子に婿養子にきてもらい「葛城氏」「紀氏」の家督を継いでもらったということなのでしょうかね。あまりそのようには認識されていないようですが。

紀氏の祖は大国主と、江戸時代の「熱田旧記」にあるそうです。神武天皇の皇子・神八井耳命から孝元天皇へ繋がる系図を、雀部が持っているようです。全員に「タケ」がつきます。

神八井耳命の父は神武天皇でなくおそらく出雲系なのでしょう。王朝を簒奪した方は、敵の一番高貴な女性を人質として妃にしますが(神武天皇の場合は大物主/事代主の娘)、その女性が裏切って同族の赤ん坊を連れて来て王にする、というリスクがあると思います。
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コメント、ありがとうございます。 (sakahashi・sakabashi)
2019-10-26 22:23:29
くすえ様

ご訪問ありがとうございます。
私は歴史音痴で、学びながらそれを書いている感じです。
もしも間違いを発見した際にはご教示いただけますとうれしいです。

土師氏というと、大江氏ですよね。
そして、
私のもう一つのブログ「九里を探して三千里」の方に紀氏がたくさん登場します。
もしもよろしければ、いらしてください!

https://blog.goo.ne.jp/kunorikunori
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