癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

術後1ヶ月~満開・全快!

2011年05月06日 | 大腸癌日記
     
      <五稜郭病院屋上庭園から満開の桜に彩られる五稜郭公園の一部と残雪の横津連峰を望む>

 今日で、手術日からひと月が経過した。まだ、開腹部の傷の痛みを感じることは多いが、治療中の傷の一部からの浸出液もぐんと減り、今日は朝から止まったままで、傷も塞がったようだ。大腸が更に短くなったのにもかかわらず、退院後は下痢もなく便通も安定しているのが凄い・・・順調に回復の途を辿っていると思いたい。

 4日ぶりに外来診療を受けたが、「もうこのまま止まりそうですね。傷口だけが塞がって中に溜まる心配もなさそうです。4日後にまた診せに来てください。」とのこと。これが治れば、気分的には今日で満開の桜のごとき全快モードだ。

     
 今日は、入院前から決まっていた私が幹事の退職組織の花見の会だった。参加者のみなさんは私の体のことを心配していたようだが、天候だけでなく、満開日までしっかりと引き寄せることができた。理事長に参加者の集約をお願いしておいた以外は、準備も運営も滞りなくでき、しっかりとジンギスカンを食べ、生ビールも飲み、みなさんから感心と安心をいただくことができた。

     
 準備と言っても、すべて五稜郭タワーで用意してくれるジンギスカンと樽生ビールとおにぎりのセットを利用するだけなので、日本酒と烏龍茶を別に購入していくだけのお気楽モード。

     
     公園入口付近の石塁の上に1本だけ独立して咲くみごとな枝振りのソメイヨシノ

桜探訪ウォーク

2011年05月05日 | 花・紅葉だより
 久しぶりの好天に、妻を誘って、体力回復とリハビリを兼ねた市内の桜の名所を巡るウォーキングに出掛けた。

 コースは、自宅~五稜郭公園~桜ヶ丘通り~函館公園と廻り、函館駅前まで戻って、そこからバスに乗って帰った。距離は約15km、歩数計によると約2万歩だった。帰りも自宅まであと4km歩くつもりだったが、昼食にラーメンを食べたら、ドッと疲れが出て、ひよってしまった。

 術後ひと月、退院10日目で、これだけ歩くのは無茶かと思ったが、意外とすんなり歩けてしまったのがうれしかったし、今後の希望にも繋がった。

     
       明日辺りが満開?の五稜郭公園・・・堀周りと公園内側に合計1600本のソメイヨシノ

     
       柏木町と松蔭町の間の桜ヶ丘通り・・・閑静な住宅街に続く約800mの桜並木

     
       家族連れで賑わう函館公園・・・公園内には約570本のソメイヨシノが咲く

     
 函館公園には多くの屋台が並び、家族連れで賑わう・・・五稜郭公園は特別史跡に指定されていることもあり、屋台の出店は禁止されている。
 ここの一番奥のたこ焼きは一番人気で、今日も30分並んで、ようやくありつくことができた。特にここのたこ焼きが食べたくて毎年のように来ている。並ぶのはいつも妻だが・・・。

青花探し

2011年05月04日 | 花・紅葉だより
    
 北海道に咲くキクザキイチゲ(菊咲一華)は、白花がほとんどで、青花は滅多に目にすることはできない。それでも、道南ではたまに目にすることができ、特に、函館市の水瓶となっている亀田川上流部に多く分布するようだ。

 今日も雨予報だったので、昨日の午前中に、まずは、簡単に目にできる笹流ダムの左側の亀田川沿いの道へ入ってみたが、すでに遅かった。諦めるわけにはいかないので、さらに奧の新中野ダム上流の林道へ入ってみた・・・道沿いで、ようやく目にすることができた。微妙に色の濃さが違うのが面白い。

    
    
    
    
    

花見第1弾

2011年05月03日 | オフミ・飲み会
      

      

 1600本のソメイヨシノが咲き始めた五稜郭公園で、XC-KID'S(クロカンキッズ)と函館トライアスロンクラブの合同花見が開催された。私の退院祝も兼ねるということで、このブログの代筆が好評だった顔なじみの多い妻もお招きいただいた。最後の乾杯も兼ねた挨拶の機会もいただき、仲間の心遣いがうれしかった。

 約40日振りに、ビールを恐る恐る飲んでみた・・・美味かった~!おまけに1升7~8000円もするという鹿児島の「魔王」という焼酎もご馳走になった。高いだけあって、香りの良い焼酎だった・・・当然だが、あっという間に酔いが回った。バーベキューも初めは抑えながら食べていたが、次々といろいろな物が焼かれるのに吊られ、ついつい食べ過ぎてしまった。今年は諦めていたギョウジャニンニクも食べることができた。腹が張り、傷が痛くなったが、楽しくも幸せなひとときだった。

 二次会は、直ぐ近くに住むメンバーのお宅へと流れたが、まだそこまでお付き合いする気力もなく失礼した。久しぶりの好天に、凄い人出で大賑わいだった。 

 

      

退院1週間経過

2011年05月02日 | 大腸癌日記
                  <厚沢部花の谷に咲くエンレイソウ>

 今日で退院から1週間が経過した。毎日のように雨絡みの肌寒い日々が続いていることもあり、なんとなくスッキリしないが、順調に回復の一途を辿っている。

 まだ、開腹部の傷の痛みはあるが、日常の行動には差し支えないほど緩和してきている。また、隔日で外来治療(洗滌消毒とガーゼ交換のみだが)を受けている創傷部の一部から浸出してくる皮下脂肪の溶けたような液の量も徐々に減ってきている。便通も安定してきている・・・。

 今日の外来診察で、I医師の後任で、今後5年間の定期検診の主治医となるO医師と初対面した。現在治療中の創傷部からの浸出液について、「もしかしたら、内部の縫い糸が災いしているのかもしれません。体質的にそういう方もいるので・・・。しかし、必ず治りますから、もう少し辛抱してください」とのことだった。

 そう言えば、前回のときも傷がなかなか塞がらず、再縫合手術までしたが、そのときに、I医師が「いずれは溶けてしまう中の糸だが、それが災いしているのかも知れないので、取り去った」と話していたことを思い出した・・・・。前回よりは開いている傷ははるかに小さく、液が止まれば自然に塞がる程度の穴状で、痛みもないので、全く気にならないが、中から出てきていた浸出液やその原因は、今回と同じ物だったのかも知れない・・・。

 天候が良ければ、通院はリハビリを兼ねて徒歩で行きたいところだが、雨絡みの日が多く、車で行かざるを得ないのが残念だ。今日は、外来治療が終わった後に、久しぶりに院内の階段を3往復した。明日から少し天候が回復しそうなので、リハビリを兼ねてサクラが咲き出した五稜郭公園や、スプリング・エフェメラルを求めての山道などを歩き回ろうと思う。