6:00のバス(片道930円)で猿倉へ。ところが、登山道が通行止め。万事休す。当然だが、鑓温泉小屋も天狗山荘も営業はしていないとのこと。なお、天狗山荘は昨年倒壊して、テン場のみ利用可となっていた。
前回といい、今回といい、白馬三山は縁がない。8月には開通するかも知れないが、何とも言えないとのこと。一番最後に回して、もし開通していたら、出直すかも知れない。
⭕白馬大雪渓下まで往復
戻るバスの時間まで2時間半ほどあったので、時間潰しに、白馬大雪渓の下まで往復してきた。
途中から見上げる白馬岳(左)と小蓮華山(右)の稜線。最初のときに、天候が急変して地面を這う稲光にビビリながら登った所。
前回テント装備を背負って往復している白馬大雪渓を下から見上げる。コースは、途中から陰になっている左へ回り込んで、その上の白いピークの下を右へ進む。
人気のコースなので、次々と登山者がやって来る。しかし、日帰りは無理なのに、テント泊装備の人はたったひとりだけだった。あとは小屋泊まり。1000人も泊まれる白馬山荘がある。
白馬鑓温泉と白馬大雪渓への拠点となる猿倉荘
⭕岩岳スキー場ゆり園
バスで戻ってから、岩岳スキー場のゆり公園に寄った。
このあと、暑いので図書館と温泉で時間潰しをした。
⭕北アルプス縦走計画の再検討
実は、今回の2つの縦走計画だが、行きたいところを網羅した魅力的なコースのはずだった。しかし、家を出る前から、今一つ乗り気になれず、不安感がずっと付きまとっていた。いつもなら楽しみでしようがないはずなのに、不吉な予感さえも混じったような、これまでに経験したことのない心境だった。
山を見たら、気持ちが変わるかも知れないと思っていた。しかし、かえって不安感と負担感が強くなった。昨夜眠れなかったのもそれが原因だった。
今朝、通行止めを知って、ホッとさえしたのが正直な気持ちである。
いろいろ考えてみたら、70歳を超えてから、3日続けてテント泊装備で歩いていないことに気が付いた。これが不安感と負担感の原因だったようだ。年甲斐もなく欲張りすぎたようだ。
それに気づいたら気持ちが軽くなった。
そこで、2つの計画を再検討し、テント装備を担いで歩くのは2日間だけに収まるような計画の練り直しをすることにした。
どう変わるかは、また変わる可能性もあるので、結果をお楽しみに!
ということで、明日は、当初から日帰り計画だった立山三山の予定。
17:45、立山黒部アルペンルート発着駅の扇沢に到着。下は32℃もあったのに、ここは24℃。夜はもっと下がるだろう。
扇沢駐車場から見上げる赤沢岳(2677m)。この手前下の針ノ木雪渓を往復して、手前左の山陰の針ノ岳と蓮華岳は登っているが、この山は登っていない。
最近は、夕方と朝はこのようにきれいに見えるが、昼になると、水蒸気ガスと白い雲が懸かり、スッキリと見えなくなる。
立山三山では、きっといいことがありますよ。
稜線を早く通過したらもったいない。のんびり楽しんでください。
東鎌尾根は削除するかも知れません。
暑中お見舞い申し上げます。
sakagさんとは山のレベルが全然違うのですけど、通行止めになったり、天気が悪くなったり、何かの理由で山に登れなくなったりしたとき、内心ホッしたことが過去に何度かあります。そういう時は「ああ、山に助けられたんだな」って思います。今回は行ってはいけなかったんだなと。
自分の場合はただの臆病なのかもしれませんが。
本州の山は自分が行った涸沢周辺の山しか知らないので、山名を聞いてもチンプンカンプンなのですが(笑)、ご報告を楽しみにしています。
北アルプス、体力の不安はお金で解決できます。
泊まるのはさすがにきついですが、食事のみというのもOKな小屋もあります。
特に朝日小屋の食事は絶品です。テント泊でも食事のみ行くのもおすすめ。その他も利用すれば相当楽になるはず。
無理ない計画でお楽しみください。
車での移動だから、計画の変更が出来るのでしょうね。
暑さに気をつけて、楽しんで下さい。
南国は過ごしやすいですよ。
「山に助けられた」…名言です。
すごく良くわかります。まさに、その心境でした。
臆病や怖がりは、慎重さに繋がります。私は、いつもそれとの闘いです。
少しでも、北アルプスの感動をお裾分けできればと思います。お付き合いください。
次のしんさんは、石垣島の方です。
朝日小屋の食事、有名ですよね。ここは食事だけでもいただこうと思います。
なお、高天原温泉の小屋には泊まる計画を検討しています。
平地は暑いですが、山は涼しいので助かります。
平地は、昨日も34℃でした。これも石垣島より高いのでしょうね。「南国は過ごしやすい」…思わず笑ってしまいましたが、今の本土と比べたら、そうでしようね。