拙著のカムイエクウチカウシ山のページ
拙著を購入してくれた神奈川在住の77歳の知人が、本の感想のメールとともに「あと7座残っている日本二百名山をなんとしても完登したいと思っています。北海道ではペテガリ岳と最難関のカムイエクチカウシ山が残っています。8/20~8/25に休みが取れるので、どちらかをやりたいと思っています。しかし、単独ではちょっと不安です」と書いてきた。
ペテガリ岳もカムイエクウチカウシ山(通称カムエク)も、2泊3日は必要である。中でも、カムエクは、日本二百名山で最難関の山である。二百名山や三百名山巡りをしている人は、この山で完登を迎えることが多い。そこで、「私で良ければ、ご案内いたしますので、1年でも早く、カムエクの方をやってしまいましょう」と返信した。
77歳という年齢は心配だが、まだ仕事も現役バリバリで、常勤で、昨日と一昨日は四国に出張だという。タフなことはまちがいない。一緒に登ったことはないので、体力的にどの程度か分からないのが、不安要素である。しかし、まだ結構ハードな山も登り続けているので、時間さえ掛ければ何とかなるであろうと思っている。自分は一昨年も登っていて、体力的にはまだ自信はあるが、77歳を73歳が案内するのだから、まさに「老々介護登山」である。
<日程は、下記の通り>
8/20、朝5時に出て、10時千歳空港で待ち合わせ、15時札内川ヒュッテで前泊
8/21、札内川ヒュッテから7.4kmの林道歩きと3.5kmほどの八ノ沢出合(テント場)までの札内川遡行。予定は5時間ほど。(テント泊)
8/22は、八ノ沢出合からカムエクの往復。自分ひとりなら9時間だが、夜明けとともにスタートして、暗くなる前の12~13時間を考えている。(テント泊)
8/23、八ノ沢出合から札内川ヒュッテ~函館まで。
8/24 予備日
一番心配なのは天候である。予報では、アタック日の22日だけ雨マークが付いいる。朝から雨の場合は停滞も考えて、予備日をとってある。
2人分の食糧を詰めて、17.5kgになったリュック。
これを背負って歩くのは、1日目と3日目の林道歩きと八ノ沢出合までの札内川遡行
予備日を入れて、4日間の2人分の食糧。これは全部自分が背負う。
軽量化を考えて、すべてフリーズドライとレトルト食品がほとんど。ウィスキーはペットボトルに詰め替えた。
これがリュックの中のすべて
肝心のアタック日の22日の天気がやばそうです。濡れることが低体温に繋がるので、無理しないようにします。
天気あまり良くないようですが、気を付けて行ってきてください。
いずれにしても、すっきりとした天候は期待できそうもありません。
肝心の22日だけが残念な予報です。天候を見極めながら、無理しないように気をつけたいと思います。
私も人を案内する登山が多くその度に緊張したり、余計な装備で重くなったり気を使い過ぎて自分が疲れ切ってしまう事しばしばです。
老々介護登山とは良く言ったものですね(笑
多少時間は掛かっても焦らずゆっくり休みながら登ると良いと思います。
報告を楽しみにしています。
8月下旬にコイボクを詰めて登ったことがありますが、そのとき山は紅葉が始まっていました。巨大なヒグマと稜線で睨み合いをしたのもそのときです。
八の沢では、オショロコマを釣って焼いて食べたこともあります。
私は、いまはもう登れないです。
今回の案内山行は、昨年と一昨年のエバさんの案内山行記録が大変参考になり、勇気をもらいました。
時間を掛けて、安全第一を心掛けます。
22日の天気が良くなることを願っています。
昔よりは多くの人に登られるようになって、道もはっきりしていますが、厳しい山であることには変わりありません。
ましてや、人を案内するとなると緊張感がまします。
もう一度、体力のある内に八の沢カールか、頂上までテントを担ぎ上げる山行をしてみたいものです。