〈下山後、端正な鋭峰楽古岳(1471m)を見上げる〉
昨日断念して1日待った。甲斐があって、快晴の朝を迎える。5:20に連泊した三石の道の駅を出発。
登山口となる楽古山荘を7:00にスタート。
すぐの渡渉地点は、簡単に渡れそうもないので、長靴を取りに戻る。そこだけ長靴を履いて渡る。
このあと、尾根に取り付くまではメナシュンベツ川沿いの道を行くが、これまでの2回はしっとりした河畔林の中だったが、昨年の台風の大雨で、すっかり荒れて倒木や流木があちこちに積み重なっていた。
川が荒れたせいか、難儀な苦労する渡渉箇所が4箇所から6箇所に増えていた。
それでも、印象的なジダに覆われた河畔林は残っていた。
7:50、50分で尾根の取り付き地点に到着。ここからは、日高特有の標高差1000mの急登が続く。
忍の1字の登りも、紅葉が癒してくれる。
1000m手前で、初めて1317肩(左)と右の山頂と対面。この角度から眺める山頂は鋭峰のイメージが薄い。
1317肩から向きを南に変えて進むと、目の前に端正な尖った山頂が見える。
鮮やかなナナカマドの紅葉の横から北隣の十勝岳を望む。
9:55、3時間弱で3回目の頂上に到着。山頂標識が新しくなって、古いのは根元に置かれていた。それを初登頂の哲さんが抱えて記念撮影。
これまでの2回も天候には恵まれたが、今回が一番遠くまで眺望が広がっていた。
主稜線北側の山並みを眺める。その奥に十勝連峰~表大雪~東大雪まで見えた。
主稜線南側の山並み
東の十勝側の太平洋や十勝平野の眺望。左奥には阿寒の山も見えた。
西側の手前は登ってきた尾根と1317肩。その下に日高側の太平洋も広がる。
素晴らしい眺望と無風快晴の陽気についつい1時間ものんびりしてし、10:55、下山開始。
下の川沿いから、登りでは気づかなかった山頂が見えた。
13:10、2時間15分でゴール。
三石道の駅まで戻って、みついし昆布温泉に入って、哲さんと別れる。
明後日が美瑛富士避難小屋の携帯トイレブース撤去作業のお手伝いたが、あすも午前中は天気が持ちそうなので、紅葉狙いで、富良野岳に登るつもりだ。そこで、途中の日高の道の駅まで走った。