癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

ベースワクシング

2011年12月13日 | スキー・クロカン
 クロカンスキーは大好きだが、面倒なのがワクシングである。ワックスをアイロンで溶かして滑走面に塗り、冷めたら、今度は剥がして、しつこいほど(「親の敵を取るつもりで」と言った人がいる)ブラッシングをしなくてはならない・・・・

 しかし、ただ上から下へ滑り下りるゲレンデスキーと違って、このクロカンスキーは、自分の力で滑走しなくてはならない。したがって、滑りが悪いと、もろに体に負荷が掛かるし、大会などでは実力が上でもワックスの選択を間違うと負けてしまうということが良くある・・・。

 次に厄介なのが、その作業場所の確保である。自分は、シーズン中、ずっと車庫の隣のスペースににワックス台を固定したままのコーナーを確保できるが、そのようなスペースの取れない人は、部屋にブルーシートを敷いてやっているようだ。ワックスを剥がすとそのカスが飛び散ったり、ワックスをアイロンで溶かすときの臭いなどで、家族に顰蹙を買っている人も多いようだ。これが面倒で、クロカンスキーを辞めてしまう人もいるとか・・・・?

 さて、今日から取り組み始めたシーズン前のワクシングは、ベース造りである。すなわち、レース時に高速性を発揮するフッ素系のワックスは滑走面に浸透しづらい。そこで、パラフィン系ワックスでベースを造る必要がある。その上にフッ素系のワックスを浸透させ、長時間の滑走でも可能な滑走面を造るためのものである。

 しかも、面倒なのは、適応温度が違う3種類のワックスを柔らかい方から順に、塗っては剥がしを何日も続けなくてはならないことである。自分が利用しているのはGALLIUMだが、メーカーのお勧めは、「ピンクを2回1セットにして、数日間2~5セット、それが終わったら、バイオレットを同じ方法で、さらに、ブルーをやはり同じ方法で繰り返す」となっている・・・しかし、5セットも繰り返していたら、1000円以上するベースワックスが3種類すべてがシーズン前になくなってしまう・・・。

 まあ、2台とも、これまで長い間使っている台なので、十分浸透しているはず、そこまでは必要ないだろうと、それぞれ2セットずつで手抜きをしている。レース時には、その日の気温(雪温)に対応するベースワックスを一回塗って剥がして、その上に同じ色のフッ素系のワックスを塗って剥がすだけで良いのだが・・・。ちなみに、練習は、高いフッ素系のワックスはなるべく使わないで、ベースワックスだけで済ませている。

 今週中にそれを済ませて、今度の日~月曜日にはオープン予定の大滝クロカンコースで初滑走合宿を目論んでいるが・・・果たして?