癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

鹿が衝突して来た・・・

2011年10月08日 | 登山・旅行
 無事帰宅した・・・と書きたいところだが、有事帰宅になってしまった。

 今日予定の置戸町の中山へ向かって、道々88号線を走っていたところ、路外にいる一頭の立派な角を生やした大きなオス鹿を発見。鹿は良く車の前を横切って反対側へ逃げたりすることが多いので、スピードを緩めた。ところが、何を思ったのか、その鹿、道路上に飛び出し、車の左側面に衝突しやがった・・・やばい!・・・バキッ!ドスン!・・・鹿はそのまま林の中へ逃げていった。鹿が大怪我をしていないような様子に安心して、車を停めた。

 車を降りて、見たくない心境ながら恐る恐る覗いてみた・・・バキッという音は、サイドアンダーミラーの折れた音で、ドスンは、フェンダーとドアが凹んだ音だった・・・フロントにぶつからなかったのが不幸中の幸いだ。フロントにぶつかったら、ボンネットに跳ね上がり、こちらも鹿も大怪我をしていた可能性大だった。道東では、この様な事故が日常茶飯事らしいが、まさか自分がその対象になるとは・・・・トホホ!

 車両保険に電話して確認したら、補償の対象になり、全額負担してもらえることが分かって、ひと安心。鹿だけにしかたない・・・。これまで、新車を購入しても車両保険に入ったこともないのに、今回だけは、セールスの「3年ぐらいは入っておいた方が良いですよ」の勧めに乗って入ったのである。これで、3年で2回の適用となり、大いに助かっている。明日、ディーラーに行って見積もりをしてもらうつもりだ。

       
               (途中から見えたクマネシリ山塊)

 さて、肝腎の中山(905m)だが、頂上まで、中山林道入口からその林道と林道跡が繋がっていて、頂上には反射板がった。林道分岐ごとに欠かさず「中山反射板→」の標識があり、絶対迷う心配はなかった。

 途中に「置戸勝山学術自然保護地区」の地図付きの案内板が設置されていた。それを見ると、その地点から一昨日行った「春日風穴」辺りまでの中腹一帯が風穴植生となり、林床が苔に覆われ、岩石地にはエゾナキウサギの良好な生息地となっている・・・というようなことが書かれていた。しかし、中山頂上への林道は、その指定地区から外れており、期待したような景観は一切なく、針広混合林の中に続く変化のない林道歩きだけで、途中から見えたクマネシリ山塊と東三国山の展望以外に、これといった楽しみはなかった。しかし、ナキウサギの生息が最初に確認されたいわく付きの一山をゲットできて大満足だった。5:40スタート、登り1時間30分、下り1時間20分、ゴール8:40。

       
               (針葉樹林の中に点在する紅葉)

 下山後、そのまま道々88号線を南下し、足寄~上士幌~日勝峠~美笛峠経由の520kmを走って、1週間ぶりの我が家に帰ってくることができた。鹿と衝突というお土産付きだったが、天候に恵まれて、ほぼ予定通りの念願の再訪7山と新ピーク2山を踏破することができた。明日から、親サイトの方に山行記録をボチボチとアップするのも楽しみの一つだ・・・。