ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

日米地位協定 (まとめ)

2009-12-19 22:54:53 | 報道/ニュース
以前、ボクはよく撮影でグアム・サイパンへ行きました。グアムは小さな島で、北には広大な米軍基地があります。規模やロケーションは違いますが島が米軍基地で成り立っているというのは沖縄と似ているかもしれませんね。ところが全く違うところがあります。アメリカ政府はグアムに米軍基地を置いているという理由で基地の場所に住んでいた住民などにお金を支給しています。毎月15万円とか20万円といった具合です。また現在グアムはアメリカ領ですから、当然島民は米軍に守られています。沖縄のような問題は起きていません。グアムのショッピングモール内の飲食フロアで焼きそばを焼いていた日本人の50代のおじさんが誇らしげに言いました。「うちの息子は志願して米軍海兵隊に入りました。やっと念願がかないました。」つまり軍に採用してもらうことはアメリカ領で暮らす日本人にとっては誇りなのです。アメリカ人には自慢出来ることなのですから。ボクはそれを聞いて、この人は自分の子どもを海兵隊に入れることによってアメリカでのアイデンティティを守ろうとしているんだと思いました。
対して、沖縄はどうなんでしょうか。沖縄の海が人間の血で真っ赤に染まるほど激しい地上戦のあと、アメリカは沖縄を占領しました。そして広大な米軍基地を作りました。そのときそこに住んでいた沖縄の人たちは強制的に南米ボリビアへ移されました。銃剣を突きつけられ良いところがあるから行けと言われて移されたのがボリビアのジャングルでした。つまり沖縄の米軍基地はグアムとは成り立ちが違います。住民感情も違います。ところが米軍海兵隊の兵士にはその違いがつかめていません。米軍から見れば沖縄もグアムと同じように思えてしまうのです。沖縄の人々がどれだけ遠慮して暮らしているか想像もつかないのです。そのうえ対等とは程遠い日米地位協定で身柄は守られています。ひき逃げ死亡事故の被疑者すら身柄の引渡し請求さえできません。日本政府は思いやり予算で米軍基地の維持費をほとんど払わされ、核兵器の移転費用を密約までして負担しています。核の傘で日本を守っているのだから金払えというのはアメリカの一方的な言い分です。日本に米軍基地がなくなって困るのはむしろアメリカではないですか。沖縄のみならず横田や厚木では米軍家族がレジャーで旅行しても高速道路の通行料を払いません。日米地位協定は米軍の家族の生活まで優位にしてしまいました。日米安保条約はいまさら解除はできない、ならばアメリカがまるで自国のように振舞う日米地位協定を見直すぐらいの姿勢を見せて欲しいものです。普天間基地の移転問題で沖縄県外なら受け入れるなどとパフォーマンスをしているどこかのイカレタ知事もいますが、出来もしないことを発表するぐらいなら沖縄の人たちが「日米地位協定」の見直しを求める抗議集会を起こしたとき、他の県すべてが行動を共にする、これぐらいの決意が欲しいものです。日本中がこの不平等な問題と向き合うとき、はじめてアメリカに対して日本のアイデンティティが守られるのです。(終わり)

最新の画像もっと見る