栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

思い出のエアコンを引っ越し(移設工事)を行いました

2016年04月07日 18時42分41秒 | エアコン工事
2011年の夏。 東日本大震災で何でも自粛ムード。 

飲食店では営業を控えたり、夜の店も早じまい。 

一般家庭では節電と計画停電で、エアコンを使う事が悪いという雰囲気な時でした。 

そんな夏のお盆近くに、A様が来店。 

病院から退院してきたばかりで、さらに言うと引っ越してきたばかりという事でです。 


以前にもこういう方がいたので、どういう事か理解できました。 


ひとり暮らしで身寄りのない方が入院。 アパートの家賃と自分の寿命を考えアパートを引き払ってしまうのです。 

もう生涯を病院暮らし、もしくは自分の命を悟ってしまって。 


ところが。 

病気は現状維持で特に悪くもならない。 

病院としてもこのまま入院させるワケも行かず、退院させてしまうのです。 


さぁ大変、慌てて部屋を探してもらい、退院してきたのです。 

2011年の夏。お盆休み直前の出来ごとです。 


A様は照明器具が無いというので照明を取り付けてあげました。 

その時、部屋にエアコンが無い事に気が付きました。 

『エアコンは用意しないのですか?』と訪ねると。 

『お金の準備が出来てないので買えない』 という返事でした。 


どのような病気がわかりませんでしたが、退院したばかりで、車椅子の生活。 
(あとで聞くと脳梗塞 ということでした) 

手足が不自由そうでしたので、このままお盆休みを迎えて、何かあっても誰も気が付かないのではないか! 


そう思い、地域の民生員の方に声を掛けました。 

そして、こういう手段はイケナイのかも知れませんが、議員さんにも声を掛けました。 


これから生活保護を受けて、どうのこうの・・・なんて待ってられません。 

オマケにお盆休みで役所も手続きが出来なくなってしまう。  


一刻も猶予がありません。 

正直言って、このままだとA様は熱中症で死んでしまうと思いました。


生活保護が受けられるか?まだはっきりしない状況でしたが、エアコンを取り付けてあげました。







それ以来、A様はヘルパーさんを通して、いろいろな依頼が来るようになりました。 

生活保護を受けているので高額な商品ではなく、小型の冷蔵庫や電子レンジなどを徐々に購入して頂きました。

そのA様が、大島に引っ越すというので、エアコンの移設の依頼を受けました。

今日、その作業を終えて来ました。 

作業しながら、当時の切羽詰まった緊急事態を思い出しました。


今度の場所はさすがに車いすでヒョイと来れる場所ではありませんが、原付バイクなら5分で行ける場所です。 

何かありましたら、また声をかけてくださいね。 

ご依頼ありがとうございました。


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