栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

エアコンの暖房が効かない・・・冷風がでる

2010年02月10日 19時58分49秒 | Weblog
『エアコンが効かなくて、冷たい風が出る』・・という修理依頼。

冷風が出るという事ですが、冬のこの時期だと送風状態でも冷たいと
感じますので、本当に冷風なのか見極めます。 

こういう症状の場合、室外機側の故障が大半を占めます。
室外機のサービスパネルを外して点検。 
冷媒回路という、ガスの流れる部品を中心に調査です。 
冷媒が流れる配管は冷たく、霜が付くほど冷たくなっています。
明らかに冷風、エアコンは冷房運転になっていました。 

さて、引き続き故障箇所の調査です。 

冷房運転になってしまったという事は、冷房と暖房を切り替える部品の
不具合が考えられます。 

この部品です。 この部品で冷媒の流れを切り替えているのです。 

イキナリこの部品を交換するわけには行きません。

その前にこの部品をコントロールする基盤を疑って見るのが定説です。

基盤のある端子を測定したら200Vが出ていました。
機種にもよりますが、この機種で暖房時に200Vが出ていれば正常です。 
よって、基盤の不具合という要因は一つ消えました。 

次に疑うのは、切り替える為の動力です。モータみたいな物です。
これです。

実は、経験的に この症状の場合、この部品の交換が一番多い気がします。 

ほぼ間違いないと思い、この部品を交換しました。 
(早とちりでした) 
値段的にも安い部品なので、この部品を交換しましたが、結局この部品は
問題なく、最終的には、先にあげたこの部品が故障していました。

(四方弁と呼びます) 

この部品の交換修理は、ガス溶接を使っての修理となります。 
私は講習を受けましたが、自店で行うのはリスクが高いので、こういう
修理の場合はメーカの技術員にお願いしています。 

事前に行った途中経過を報告してから、メーカの技術員が行うので、
情報伝達が迅速にできた為、通常は時間のかかる修理ですが、早く直す
事が出来ました。

・・・この修理の流れをして思いました。 

人間の病気も、電気の修理も同じなんだと。 

先日心筋梗塞の疑いで病院へ行った時。 
いきなり大病院へ行っても、時間が掛かるだけ。 

町医者で出来る事、大病院でしか出来ない事。

電気の修理でも、ある程度 町の電気屋で見ていれば、メーカのサービス員も
軽度な修理で振り回されなくて済むし、お客様もすぐ見てもらって助かる。
修理代金も、自店修理なら安いしね。

基本的に電気製品は購入したところで、修理相談をしてください。
もし購入した所で、冷たい対応をされたら、その時は当店へご相談
ください。 ・・・こういう事言ったら全国から来ちゃうので、
いちょー当店の商圏という事で。

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