教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

緑あふれる森で生き物さがし

2019年05月12日 | 生き物

気持ちよく晴れた朝、母姉とともに水辺を歩きました。


母がカイツブリ好きのため確実に会えるこの公園を選んだのです。

父なきあとプレゼントしたデジカメは携帯よりも携帯率が高く
10年以上毎日何かしら撮影しているので使い慣れており
この時も楽しそうにシャッターをおしていました。

「ほかに生き物がいないかしら・・」というので懸命に探し


ほら、ギンヤンマだよ!


シオカラトンボがとまったよ!


ハチがいる。。


あっ、巣作りしてるよ!ムモンホソアシナガバチかな?


ムクドリがくわえているのは。。


ガの幼虫かな?ヒナを育てているんだね~。

ほんとだ~と喜ぶ母を見てホッ。森でおにぎりも食べて上機嫌です。
初夏の森は子育てする生き物たちがたくさんいますね。


今はアヤメが花盛り


バナナの香りがする~と二人が驚いていたのはカラタネオガタマの花


間近でかぐと揮発性の、除光液を薄めたような香りがして
木から離れほのかに漂ってくる香りの方がバナナ臭がすると実感。

この後ネコに会いに行ったり池でザリガニやウシガエルを見たり
展示してあった鳥の巣やヘビや川魚を見たり。
好奇心旺盛な母は満足してくれたかな?
散策の後も帽子を買ったりケーキを食べたり盛りだくさんでした。

笑い合いともに過ごせることのありがたみをしみじみ。。
いつ何があるかわからない。今を大切にしたいとあらためて思いました。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月最初の教室 初夏の森ハンミョウあらわる

2019年05月11日 | 教室風景

朝から快晴☆


前回訪れた時にはまだ桜が残っていましたが森はすっかり青々として
満開のミズキの花にチョウたちが舞っていました。

5月最初の教室日でした。予報では夏日になるということでしたが
室内はひんやりとして肌寒いほど。

描いたり考えたりするのにぴったりの季節。
気持ちよく作業を進めることができました。


午前中、Iさんが水彩画作品を、午後にはKさんが日本画作品、
YさんとSさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

お昼には気温があがりました。

清涼感たっぷりのマルバウツギ

そろそろ出ているかな。。
会いたい甲虫がいました。

ハンミョウです♪
近づけば1m先へ、一歩近づけばまた先へと飛んでいく“ミチオシエ”。
立派な牙をカチカチさせながら獲物を探していました。


今が盛りのヤブデマリにとまっていたサナエトンボ


小柄で美しい。
真横から、真上からと見ておかないと見分けが難しいようなので
いろんな角度から撮りたいのだけれどなかなか。。


このトンボはこの部分の特徴からダビドサナエのオス
で合っているようです。


このサナエはダビドサナエのメス、なのかな。

ほかにもっと大型のサナエトンボがいましたが撮れませんでした。


リスはみんなで警戒の声出し練習中
すっかり夏毛に生え変わったようですね。

聞いたこともないような小鳥のさえずりが四方から降ってきて。。
初夏の森は活気に満ちていました。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

涼やかな風吹く水辺のいろどり

2019年05月09日 | 生き物

見たい花があったのでやや大きめの公園に行きました。

ピョ~ロロロ~と甲高い声!


カイツブリです。カップルで鳴き交わしているようですが
もうそろそろ子育ての季節。今年は可愛いヒナに会えるかな?


やっぱり、咲いていました。オオデマリです。


名前に~デマリとつく花、遠くから見て白い紫陽花のように見える花
は数多く混同しがちですがこの葉っぱと花の組み合わせはオオデマリ
と覚えていました。
先日見たヤブデマリの変種だそう。そういえば似ているかな。

これから森に白い花が増えますね。


ニホンカナヘビはギボウシの葉で日向ぼっこ


キアゲハは一心不乱に蜜を吸っていました。


翅に黄緑色の部分を持つこのガ、何という名前だっけ?
何度か会って調べているはずなのですが。。


これはわかります、恐ろしいチャドクガですね!
危険危険・・成虫も幼虫も卵もフンも抜け毛も触れたら大変。
これからの季節、椿やサザンカの近くを通るときはご注意。

家のサザンカには予防的に薬をまいています。カエルがいないか確認してから。。
さっそく葉裏に卵塊がないかチェックしなければ!


おなじモフモフでも猫がよいです☆

爽やかな5月の水辺。何かが降ってくるわけでもないので安心です。
でもさっそく蚊に刺されました~家で就寝中に。。
これからは蚊対策も必要ですね。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林信夫の日本画展のお知らせ

2019年05月08日 | その他

作品展のお手伝いをしています。
やや早いのですが「林信夫の日本画展」のお知らせをさせていただきます。





日々更新されていた林信夫さんのgooブログ「ほぼ不定期日記」は読みごたえ抜群。
この作品展のお知らせに掲載されている文章はそのブログより抜粋されたものです。
しみじみと心に響く文章に写真。。ぜひさかのぼってご覧ください。

林信夫さんは2018年5月19日に永眠されました。
このたび有志が集まり遺された日本画作品を一堂に展示することになりました。
静謐で彩り豊かな世界の魅力を味わっていただければと存じます。
(会場の都合によりお花、お品などのお心遣いはご遠慮させていただきたく
お願い申し上げます)


林信夫の日本画展
2019年5月29日(水)~6月4日(火)
11時~18時(最終日は16時まで)

会場:元麻布ギャラリー平塚
(東横イン湘南平塚駅北口1 一階)
JR東海道線平塚駅北口より徒歩4分

ギャラリーtel 0463-22-7625


なお移転した「林信夫の日本画教室」のホームページアドレスは
https://noburinsanjps.web.fc2.com/です。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五月の花に集まる

2019年05月07日 | 生き物

キンランに出会った森ではハンショウヅルも咲いていました。


漢字でかけば半鐘蔓。ぴったりの名前ですね。
木漏れ日に輝く姿は愛らしく控えめです。

似た仲間でも日向で輝いていたのはこちら

華やかな鉄線。遠くからでも目立ちます。


この花粉にはハナバチ類、花びらにはバッタや蛾の幼虫、
それらを狙う蜘蛛、ハナムグリもよく見られます。
人気者はたいへん!すでに穴だらけになった花もありました。


ブルーベリーの花にはクロマルハナバチ
昨年まであんなにいたクマバチは一頭も見られず…

ここの近くある古い藤棚がクマバチの大きな営巣地で
毎年数十頭(もっとかも?)のクマバチが穴から出たり入ったり
していたのです。クマバチ団地と勝手に呼んで訪問を楽しみに
していましたがこの冬すっかり撤去されてしまいました。
ショックすぎてその時は記事にできなかった。。
クマバチ以外にも面白い蜂の生態が見られたのに、本当に残念です。


セリバヒエンソウに来ていたのは春の使者ツマキチョウのメス
また会えて嬉しい☆


ハルジオンにはツマグロヒョウモンのオス
翅に奮闘のあとが見られました。


湿った枯葉のまわりから離れなかったのはコミスジ
日当たりの良いところを滑空する姿は
キラキラと輝きつい追いかけたくなります。


可愛いあのコは奥まった涼しいところに。

まわりは休日を楽しむ人々がたくさんいてバーベキューの香りが充満。
それでも公園の生き物たちは変わらぬ営みを続けていました。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キンランギンラン咲く森で雨の音?

2019年05月06日 | 散歩

木漏れ日の森を歩くと花盛りのキンランに出会いました。


可憐です☆


ギンランはさらに華奢。数も少なめでした。

森を歩いていると青空が出ているのにポツポツと雨のような音がして
それはミズキの木の下に入ると際立ちました。


この花をもとめてハチやアブ、様々な甲虫が訪れるので
毎年観察を楽しみにしていますが見頃はそろそろ終わり。

木の下に頭を突っ込み、ポツ‥ポツ‥という音に耳をすませていたら
ボツッと帽子に衝撃!


正体はこの毛虫。葉表、葉裏、木の幹、足元。
いるわいるわ、キアシドクガの幼虫だらけです。

雨のような音は毛虫が食む音、フンの音、毛虫自身が落ちる音だったよう。
キアシドクガは毒蛾の名がつくものの幼虫も成虫もかぶれることがない
そうなのですが、つかむ勇気はなく棒で払わせていただきました。

音の正体がわかってからはキアシドクガばかりが目につき
音のするところは速足。今年は大発生しているのではと感じました。


春一番に咲いていたウグイスカグラが真っ赤な実をつけていました。


光に透かすときれい!小鳥たちのごちそうです。


こちらはオウトウの木


今年も鈴なりです。
木が若かった頃は人が群がっていたけれど今は小鳥たちのもの。


この日はムクドリがきていました。

へんなものを踏まないように転ばないように足元は気を付けているけれど
頭上も注意せねば。散策に帽子は必須ですね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルガモのヒナ7羽 水辺の輝き

2019年05月05日 | 生き物

こどもの日の公園は混んでいるだろうと
散歩は近くの水辺だけにすることに決めました。
すると


カルガモの親子が!


可愛い。。てのひらサイズのヒナ7羽


みな口角がきゅっとあがっているみたい


心があらわれる~☆

すっかり嬉しくなって欲を出しもっとヒナが見られるかもと上流へ。
公園に着いてしまいました。


ふんわり飛ぶ青くて細いイトトンボ


なんて素敵な青でしょう。ホソミイトトンボのようです。


見つめあうひとときは無心。。


長い尻尾の持主はニホンカナヘビ


近づくときゅっと顔をあげました。

そうだ、キンランが咲いているはず。せっかく来たのだからと
さらに歩きすすめました。続きます☆


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トゲアリにアカスジキンカメムシ ぴかぴか光る生き物たち

2019年05月04日 | 生き物

先日の朝、教育テレビで放映していた「香川照之の昆虫すごいぜ」。
アリのお話だったのですが今回も先生の熱さに圧倒され楽しかった~。

番組を見ながら少し前に撮影したトゲアリのことを思い出しました。


印象的な深い赤色、ピカピカの腹部、何といっても背中にあるこのトゲ。
変わっているな~とパチリ☆


苔の生えた朽ち木を歩くこのアリ
検索してみてその面白い生態にびっくり!トゲアリは寄生者だというのです。


トゲアリの女王は他のアリの巣に潜入、時間をかけ中心部に行き
女王を殺し、一時的にその巣の働きアリに子育てをさせるそうです。
この乗っ取りの成功率は高くないということなので目の前のアリたちに
会えたことは幸運なことなのですね。
この時は他の種のアリは見えずトゲアリだけのようでした。

このトゲアリもケンランアリスアブという美麗ハナアブに寄生される
ということが「アリの巣の生きもの図鑑」(東海大学出版会)に
書いてありました。図書館で借りてきたこの本、素晴らしいです。
アリに頼る生き物がこんなに多いとは驚きました。


GW後半は先延ばしにしていたやるべきことが明るみに。
現実にもどり家族まで巻き込んでDMの郵送準備をしたり制作したり。

人のいない森奥へ行きたいけれど今は近所でガマン、と急ぎ歩いた公園で


みーっけ!


大好きな美麗種、アカスジキンカメムシの成虫です☆
夏以降ボタンのような幼虫にはよく会うのですが成虫はなかなか。


ツヤツヤのニホントカゲにも会えました。


可愛いあのコも。

花も生き物もすべてが輝くこの季節。
小さな出会いに元気をもらえます。

                                                                     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠りにつくチョウの横顔

2019年05月02日 | 生き物

連休中でもお休みにならないお教室はあるので平常運転。
その他搬入や月末に控える作品展の準備が重なり
急にあたふたとして大汗をかきつつ振り込みに走り、何だかぐったり。

夕暮れ、少しだけ川沿いを行ってみました。


牡丹が満開!

しゃがんで眺めていたら


可愛いあのコがやってきた☆
牡丹のまわりでチョロチョロしていたのを撮影したのですが
光が足りず手ブレ連発。

子供たちのいなくなった池をのぞくと

ヒキガエルのおたまじゃくしたちがたくさん!


もうすぐ上陸ですね。がんばれ!

日がかげると今日のねぐらを決めたチョウたちが見られました。

モンシロチョウは仲良く上下で


たくさんの花を訪れたのでしょう、花粉だらけです。


つぶらな瞳のツバメシジミ


このベニシジミが産卵するのではと見張っていたのですが残念。


完全にお休みモードですね。

落ち着いた蝶を眺めていたら落ち着いた。。
野に生きる小さな生き物にいつも癒されます。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散歩道で出会ったジャコウアゲハとその食草

2019年05月01日 | 自然

先日友と歩いた豊かな里山でさらに嬉しい出会いがありました。


黒に赤!体色がちょっと毒々しいジャコウアゲハのオス
日当たりのよい花園で蜜を吸っていました。

そのジャコウアゲハの幼虫の食草のひとつオオバウマノスズクサを
鬱蒼とした道脇で見かけました。


葉はてのひら大の巨大なハート型

よく見ると

花が咲いていました!初めての出会い☆


地味な色合いながら強烈な印象です。


花をライトで照らしながらかわりばんこに撮影。
友は「なにこの線~」といいながらスマホにつけた接写レンズでぱちり。

私はジャングルで匍匐前進できそうな格好をし準備万端なのですが
おしゃれで都会的な友は虫が苦手。この時やや不気味に感じられる
ジャコウアゲハの幼虫が見つからなかったのはよかったのかもしれません。

ジャコウアゲハの食草といえばこちら

ウマノスズクサです。
森で見かける回数は前出のオオバウマノスズクサよりずっと多いです。


花はこちら
オオバウマノスズクサに形は似ていますが毛が生えています。


こちらは以前撮影したジャコウアゲハの産卵シーン
メスはオスに比べ白茶っぽく少し大きいような気がします。


卵は朱赤色!

幼虫も蛹も強烈なインパクトがあるジャコウアゲハ。
今年はどんなシーンが見られるのか楽しみです。




コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする