教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

いもり池をあるく

2014年09月22日 | その他

姉と運転を交代しながらなかなかの長距離を移動した今回の
親子三人旅。海好きと森好きが両方満足できる?旅程でした。
白馬で高山植物を楽しんだ後、メインイベントの富山ヒスイ海岸で
2日間にわたるヒスイ拾い、そして新潟と長野の県境である妙高高原
苗名の滝で柱状節理と流しそうめんを味わい・・


滝の後はすぐ近くの「いもり池」に移動しました。
この日は曇りで妙高山は山頂まで見えず、池に映らなかったのですが
初秋の高原の花々を楽しむことができました。


ぱっと目に飛びこんでくるサワギキョウの紫色


ノダケは咲きはじめで、様々なハチやアブたち


ギンボシヒョウモンとメスグロヒョウモンの夢の共演が見られました♪


久しぶりのアケボノソウ
なんて可愛らしいデザインでしょう!


あっ、よく見る臙脂色のコバノカモメヅルの花にそっくり!
でも少し大きくて色も違うな・・と思って撮影したこの花。
コバノカモメヅルの白花でアズマカモメヅルというのだそうです。


親子で池にイモリがいないか必死に探しましたが見つけられず。
目をこらしたおかげで水色の糸のようなこのイトトンボの仲間が
たくさんいるのに気がつきました。

池の周囲は1周504m、ゆっくり歩いても15分程度という快適な
木道をいろいろ探しながら歩いていたらいつの間にか100分経過・・。
この日の宿は群馬県藤岡市。夕食時間前に着かなければならないのに
大変だっと夢から覚め、妙高高原をあとにしたのでした。




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Nさんの新作日本画

2014年09月21日 | 教室風景

Nさんは躍動感溢れる馬たちを描かれました。


「麗しの君」  日本画  F10

栗毛に芦毛に黒鹿毛。いずれも美しい毛並みの馬たちが広々とした
草原を駆け抜けています。伸びやかで大胆な刷毛さばきで岩絵の具を
重ねられた背景は動きがあって、まるで馬たちの目を通した眺めを
見ているよう。生き生きと喜び駆ける馬たちに元気をもらえる作品です。

近づいてみました。


馬たちは骨格と筋肉の動きを意識して描きこまれ、ヒズメの音や
息遣いまで伝わってくるようです。場所によって筆を替え、タッチの
速さや強さを替えて、駆ける彼らが動かした空気の流れやスピード
まで表されています。画面全体に創意と活力が満ちています。

近作では筆遣いに変化が見られ、力強さが増しておられます。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのNさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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Mさんの水彩画完成

2014年09月21日 | 教室風景

Mさんは新緑の頃訪れたお寺に取材して描かれました。


「梵鐘と牡丹」  水彩画  F8

以前は夏の山門を描かれた龍華寺の、清清しく整えられた境内を
艶やかな牡丹が彩っています。量感たっぷりの茅葺屋根の下で
大切にされている梵鐘を主人公とし、そのたどってきた歴史や守って
きた人々に思いを馳せながらと重々しさが表れるまで描きこみました。

近づいてみました。


鉛筆デッサンで建造物の構造と茅葺屋根の質感などをやわらかく
描き出し、薄く溶いた水彩絵の具を少しずつ重ね深みを出しました。
暗く強い色を使っても持ち味の透明感は損なわれず、5月の澄んだ
光と古刹を取り囲む引き締まった空気を見事に表現されました。

Mさんの作品はどれも優しく、爽やかな風が流れているのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の作品集の中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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9月四回目の教室

2014年09月20日 | 教室風景

9月四回目の教室日は朝の内曇りで風もなく過ごしやすかったけれど
太陽が出てからは蒸して蚊もでてきて・・とお彼岸前らしいお天気でした。


午後の皆さんの制作風景
今月30日から始まる「第14回グループ彩雲作品展」の搬入が目前です。

月曜日教室は搬入前にまだ一回あるものの、金曜日はこの日が最後
とあって、作品の仕上げや額入れの作業や展示やお当番の確認などで
あたふたしているうちに午前中が終了・・・午前の皆さんの制作風景を
うっかり撮影しそびれてしまいました。申しわけありません!
この日Nさん、Tさん、Aさんの完成日本画作品を撮影しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

作品展のお知らせハガキを置いていただこうと上郷森の家本館へ
行く道すがら、大好きな実りがありました。


アオツヅラフジです♪
この青紫色が良いです!


ススキの根元にはナンバンギセル
続々と出てきているようです。


ロープで囲って動植物を保護してある原に行くと、華やかな秋色が♪
タコノアシのようです。この時期の彩りがこんなに素敵とは知りませんでした。

鼻がムズムズ!

したと思ったら急にくしゃみが止まらなくなり口やのどが痒くなったので
あわててあたりを見回すと・・目の前のこれ、ヨモギかな?
その場を離れて10分くらいするとアレルギー症状はおさまりました。
調べてみないとわからないですが、これからの時期、マスクをする
ほうがよさそうです。


この日はオオカマキリの成虫を3度見かけました。
立派な姿になって・・としばらく見つめていたけれど、カマキリは
枝になりきっているようでまったく動きませんでした。


ゲンノショウコにキチョウ、なんて可愛い組み合わせも秋ならでは♪
絵を描くにも展覧会にも散策するにもぴったり!の季節が到来です。


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苗名滝のまわりの生き物たち

2014年09月19日 | 教室風景

苗名滝は妙高高原自然歩道の出発点、
日本の滝百選に選ばれている名瀑!


素晴らしい流れに素晴らしい柱状節理!
はるか昔には高温に熱せられた岩だったんだ~・・・。

今回の旅のテーマである、ヒスイ海岸でヒスイを拾う!ために訪れた
フォッサマグナミュージアムで様々な鉱物を見たり、実際拾った
バラエティー豊かな石ころを少し調べたりして岩石の成り立ちに
畏怖の念を抱いていたので、この光景にはとても感動しました。

滝もいいけれど・・


周囲に息づく生き物たちも素敵でした~!
上の蝶は久しぶりに会ったサカハチチョウ


こんなにたくさんのミドリヒョウモンを見たのは初めて♪


あっ、メスグロヒョウモンだ~!


ひときわ大きかったシロチョウはヤマトスジグロシロチョウ


マユタテアカネ

あと一種は、私は好きで会いたかった爬虫類(まだ子供)なのですが
長いものが苦手な方はご覧にならないでください~☆









おおっ!いいのがいた~!と3人で大盛り上がり♪
母が双眼鏡を取り出してまで(近距離なのに)見入ったこのヘビは
まだ幼いヤマカガシだね、と意見が一致しました。

吊橋から見下ろす形だったのでとぐろの状態がよく見えました♪
マムシもいないかな?と探したけれど残念。
白馬の麓のアオダイショウに続く出会いに嬉しくなった散策でした。


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IMさんの新作2点

2014年09月18日 | 教室風景

IMさんは初めて箔に挑戦されました。


「武相荘の黒侘助・金」  日本画  F4

控えめにうつむいて咲く椿“侘助”の黒花は艶やかな深紅色です。
その渋い花色が引き立つように葉や枝は無彩色でまとめました。
全面に純金箔をおした背景は時間をかけた丁寧な仕事で優美な
空間となり、華やかさと心地よい明快さを持つ作品となりました。

近づいてみました。


箔をおしたツルツルの画面に岩絵の具をのせるのは難しいものですが
丹念に塗り重ね、ビロードのような花びらの厚みを表現されました。
初めての垂らし込みで刻々と変化する墨の様子を楽しみながら表情
豊かな葉を描かれました。篆刻も初挑戦し素敵な印に仕上がりました。

二点目の作品です。


「武相荘の黒侘助・銀」  日本画  F4

対比させて楽しむ組作品と考えて、同じ黒侘助を銀箔の背景で
描かれました。金箔に比べれば銀は清清しくあっさりした味わい。
葉の表現も控えめにしました。やはり色数は抑え、バランスを
見ながら表情の違う葉を配置し、粋で落ち着いた作品となりました。


角度によって眩しいほどに白く、時にはグレーに見える銀箔が
黒侘助の風情ある佇まいにぴったりで、緩やかに硫化していく
としてもその変化は違和感なく楽しめることでしょう。わずかに
入れられた鶯色や山吹色が花の深紅と心地よく響きあっています。

次も箔を使った新しい表現に挑戦する予定のIさん。楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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苗名の滝

2014年09月17日 | その他

もう9月も半ばとなってしまいましたが、遅ればせながら
9月はじめに訪れた苗名の滝のお話です。
8月末から始まったヒスイ海岸でヒスイを探す旅の後半三日目は
新潟県と長野県の堺、妙高高原付近を散策しました。


あっ!ホンドリス♪
小さくって華奢で可愛いな~!助手席の姉がなんとか間に合って撮影。
一瞬でしたが会えてよかった。

苗名の滝は初めてで、前もって道のことなどネットで情報を集めたところ
“駐車場までの林道が細い、すれ違い注意”という記事があり警戒して
いたのですが、その日は夏休み後ということもありものすごく空いていて
細めだという道も距離が短く、心配したような問題はありませんでした♪


苗名滝まで300m→200mなど親切な看板が設置されていて
途中道が岩で凸凹なところもありますが、とっても楽しい道でした。
大雨の後などはぬかるむでしょうからその時は長靴がおススメです。
右奥に黒く見えるのは母、右に切れているのは私、後ろに姉と
歩くペースはバラバラでいつも離れてしまい各々一人旅状態なのです。


ジャコウソウ
秋のはじまりを思わせる花々には蝶がたくさん見られました♪
のんびり見ていると待ちくたびれた様子の母が豆粒のように見え、
急ぎ追いかけてゆけば吊橋が見えました。


あれが苗名滝!迫力があります~。


吊橋の上から滝を望んだようす。
もっと近づくことができます。この頃はあまり雨は降っていなかったので
水量が少なめなのかもしれませんが、充分荒々しく豪快な滝でした。


滝から15~20分ほどで駐車場近くに帰ってきました。
駐車場横にある川のほとりの苗名滝苑でお昼を食べることに。


流しそうめんです!
本格竹とよ式もあったのですが座っていられる円卓のほうにしました。
ものすごい速さでぐるぐるグルグルまわる素麺・・・けっこう楽しい♪
一人前乾麺100gのようなので二人前にし、天麩羅も注文し
前菜のようについてくる山菜や昆布もあわせるとお腹いっぱい!
それでもひとりあたり700円で、とても安いと感じました。

隣の釣堀にも行こうと思っていたのですが、次の行き先はいもり池で
さらに5時に群馬まで移動しなければならず泣く泣くパスして、
隣のカフェでソフトクリームだけ食べ移動しました。
苗名滝までの短い道中に素敵な生き物との出会いがあったので
次にご紹介いたします☆


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Iさんの日本画完成

2014年09月16日 | 教室風景

Iさんは奈良・中宮寺の名高い御本尊を描かれました。


「菩薩半跏像(国宝)」  日本画  F6

あたたかみを帯びた暗く神秘的な背景の中に全てを包みこむような
微笑をたたえた観音さまが浮かび上がっています。艶やかな質感、
衣の流れるような優雅な表情、何より像の印象がたがわず表現されて
おり、見つめていると清清しく心が穏やかになるのを感じます。

近づいてみました。


悠久の時を感じさせるような深みのある空間ができるまで岩絵の具を
重ねてゆきました。像は盛り上がるほどに描き込み引き込まれるような
存在感があります。力強くも細やかな表現で、場所によって違う光沢の
味わいまで見事に描き出され、静かな魅力あふれる作品となりました。

明るく動きのある人物を描いてこられたIさん。新しい挑戦が始まりました。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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パソコンとプリンターが届く

2014年09月15日 | その他

8月中旬、画面がカラフルな縦縞になってしまった姉のデスクトップPC。
旅から帰宅後、祈るような気持ちで電源オン!


なんてはっきりした太い縞・・・ダメだ・・。
調子がおかしくなったのは、起動トラブルを起こすことがあるという
Windowsの更新プログラムをダウンロードした時期と重なっていて
症状が似ていたためそのせいだと思っていたけれど、縞画面の後ろで
Windowsが立ち上がっている音がするし・・もしかしたらグラフィックボード
の故障かも?

でも今はパソコンを分解する気力と時間がないので新機を購入
しました。


マイクロソフトへの不信感は変わらないけれど、懲りずに今回も
Windows7。安価でシンプルなものを選びました。


ほっ♪このモニターは年季が入っているけれどまだ故障していません。
新しいまっさらなパソコンを使いやすいように準備するため何時間も
かかってしまいました。
まずウイルスソフトを入れ、3桁の更新プログラムが届いてダウンロードし、
必要な数々のソフトを入れ・・・画面を眺めているのに飽きた頃


庭の緑を見て和みました。
3号ほどの小鉢で数年前に仕入れたコムラサキシキブが
大きく枝をのばし、綺麗な実をたくさんつけていました。
今年もジョウビタキが来てくれるかな?


隠れているつもりのちびっこアマガエル♪


母にだけは可愛く目を見開くにゃんきち。女優ね・・。


やっぱり変なカオ・・・けっして美女ではない・・けれど可愛い♪
私はにゃんきちにはブラッシングする奴隷と思われているようで
手を休めると爪でひっかけられたり甘がみされたり散々です。

もうひとつ購入したもの。

それは私のプリンターです。
HP→CANON→HP→EPSONと使ってきて、エプソンは写真の色が
綺麗だと実感し今回もエプソン。写真下のものが4年間使いたおしてきた
EP-802A、上に重ねたものが購入したEP-806Aです。

802Aは故障したのではなく「廃インク吸収パッドを交換するように」
と表示が出て、いざ修理に出そうと思ったら6~10日かかると言われ
ものすごくプリンターが必要なこの作品展前にそんなに待てない!と
いうことであわてて購入したのです。

新機で印刷、楽しみだな~♪ラクチンだといいな。
前機はいつの間にか小さなツメを2箇所折ってしまい、最後はハガキを
一枚ずつ手差しで印刷する羽目になっていたのでした。
今度こそ丁寧に長く使おう!でも給紙トレイがやけに引き出しにくく
嫌な予感がします。




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Uさんの水彩画新作

2014年09月14日 | 教室風景

Uさんは雨に濡れる花を描かれました。


「あじさい」  水彩画  F4

青とピンクのあじさいの花の鮮やかさと色の変化の美しさが引き立つよう
葉の彩度はおさえられ、やわらかく表現されています。水を多く使った
かすかなにじみが奥の茂みとなり白く残している部分が広がりとなって
見るものに雨にけぶる他の花々と静かな雨音までをも想像させます。

近づいてみました。


淡い線で軽やかに鉛筆で下描きを描いたのち、画面の一部分に
水をたっぷりひいて水彩絵の具をゆっくりとたらしこんでゆきます。
絵の具の微粒子が紙に広がりまじりあう変化を味わいながら見守る
Uさんのあたたかい視線がそのまま作品のエネルギーとなっています。

絵の具の良さを引き出しているUさん。使う画材を探究することは大切ですね。
Uさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“
作品集
”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。


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