船井総研 IT・ソフトハウス専門コンサルタント斉藤芳宜の「必要・必然・ベスト」

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中国西安まで視察に行ってきました

2009-11-27 01:10:25 | 仕事人
11/22~25の3泊4日で、中国の西安に行ってきました。

今回の視察の目的は、ソフトロード社と西安市が推進する「システムリフォーム」という新しい開発手法の調査です。


「システムリフォーム」は、その名のとおり、古くなった既存のシステムを作り直すものです。

古くなった既存のシステムを作り直すのは、結構人手がかかり大変なことですが、これを人件費の安い西安でやるというスキームです。


これだけ聞くと、マイグレーションをオフショアでやるように聞こえますが、これまでのオフショア開発とは違うアプローチをとっています。

中国でのオフショア開発は、何年も前から多くの会社が取り組んでいますが、大成功している会社は、なかなかありません。


なぜ、オフショア開発はうまくいかないのか?


ここで、オフショア開発の問題点を改めて整理してみました。

・設計から製造へのやり取りがうまくいかない
・製造側における責任感の欠如(仕様書どおりに製造だけやればいいという意識)
・製造側でユーザー(業務)のことがわかっていない
・仕様書を細かく書くのが面倒 などなど

これらの理由から、多くのオフショア開発はうまくいっていません。

設計と製造の間の深い溝が埋まらない限り、成功は難しいでしょう。

そして、今回の「システムリフォーム」という手法が、この問題を根本的に解決できる手法と言えます。


なぜ、根本的に問題解決が可能なのか?


その理由は、以下のとおりです。

①ソースから業務を読んで仕様書を起こすため、設計に関与できる
②日本側と中国側(製造側)が一緒に設計、一緒にテストをするため品質が高い
③日本側で仕様書を書く必要がない(ただし、レビューは必要)


この「システムリフォーム」という手法は、開発の規模が大きければ大きいほどコストメリットが出てくるため、古くなったシステムを作り直したいと考えている大手企業から導入が進んでいくと思われます。

住宅業界では、ある程度、新築の住宅が建設されてしまうと、次にリフォームという市場が出てきます。

システム業界でも同じように、ほとんどの企業で何らかのシステムが既に作られていますから、「システムリフォーム」という市場が出てきてもおかしくありません。


そういう意味でも「システムリフォーム」は成熟したソフト業界の中でも、今後伸びる要素があり、これから注目の分野と言えます。


※「システムリフォーム」の詳細はこちら
http://www.softroad.co.jp/srm.html
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