Sweet Adelines Tokyo Chorus / スウィートアデラインズ東京コーラス

女声4部アカペラバーバーショップーBarbershopーをこよなく愛する東京コーラスのイベントレポートなど

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Harmonize The World  &  Nancy Bergman

2012-09-29 20:21:50 | Harmonize The World

      

Harmonize The World はSweet Adelines International のモットーとして世界中のSAたちに50年以上愛され,歌われ続けています。

      

私たちは何気なく普段マスソングとして歌っていますが、この曲がモットーとなった理由や背景等、私たちが知らなかったとても興味深い話を作者のNancy Bergmanさんのご自宅をたずね、直接うかがいました。

 

これを東京コーラスのメンバー、鈴木きみ枝姉が和訳してくださいました

                                                     

「HARMONIZE THE WORLD」-「世界中の人達が歌を通して友情の輪をひろげましょう」は、1948年頃に開催されたNational Board of Directors (NBOD)の最初のミーティングの一つにおいて、スウィートアデラインズ(SA)のモットーとして採用されました。これは、ヘレン・セーヴァーズ氏(Helen Seevers)の考えであり、彼女はセントルーイス在住の宣伝・広告のプロであり、SAの最初のプレジデントでした。男性バーバーショップの組織のモットーが「Keep America Singing」-「アメリカ中を歌で包みましょう」でしたので、ヘレンは、SAはより大きな規模で考えるべきと思っていました。

1954年9月発行のピッチパイプの中で、「Harmonize the World」をタイトルにした作曲コンテストのお知らせがありました。私は何の興味も持っていませんでした。というのも、私はその年のカルテットチャンピオン(Queen of Harmony)を目指してとても多忙でした。しかし、私のコーラスディレクターでカルテットコーチでもあるフロイド・コネット氏(Floyd Connett)が、作曲し送付するように言い続けていました。最終的に私はただ作曲だけでなく、編曲も送りました。(私は、作曲だけでなく編曲も同時にする事にしています。)

1955年8月のピッチパイプに私の曲が、作曲コンテストの優勝曲として発表されました。(13曲のエントリーがありました。) SPEBSQSA(男性バーバーショップの団体)の、編曲専門のジャッジ3名が採点しました。選出された曲のアレンジコンテストの予定が事前に明記されていましたので、選出曲のメロディーが発表され、編曲が募集されました。 私は自分の編曲を再度送付しました。

前回とは違ったSPEBSQSAの編曲専門家3名が、編曲を採点する為に選ばれました。1956年4月私の曲が優勝し、ピッチパイプに発表されました。後の事はご存知かと思います。

貴方は、SAメンバーがこの曲を歌っているのを聞いた時、私がどのように感じるかをたずねました。まず、皆がその曲を歌い続けているのに感動しました。しかし時がたつにつれ私は他のSAメンバーが、この曲に想いを寄せている気持ちと全く同じ気持ちになってきています。つまり私一人が所有している曲と考えるのではなく、私たちがその曲を歌う時、私は私たち皆の曲だと思うのです。

私にとってこの曲の最も記憶に残るパフォーマンスは:
1967年の年末に、カーネギーホールで世界大会が開催され、全てのカルテット優勝者(Quarternotes, Big Four, Cracker Jills, Sweet and Lows, Gibson Girls, Heathertones, NoteCraker Sweets, Shalimars, Piper-ettes)がライザーの上にたちました。1967年の上位10番までのカルテットがライザーの前に整列し、新しく女王となったHurricane Honeys、ジャッジ、NBODメンバーが整列に加わり、私の指揮で「Harmonize the World」 を歌いました。この出来事を、記念に残している素晴らしい写真を持っています。

多くを語りすぎたかもしれませんが、ご理解いただけると確信します。聞いて頂きありがとうございます。 SAはこんなに素晴らしいテーマを持っているのです。

     ナンシー・B (訳:鈴木きみ枝)

                                                 

さて、NancyといえばSAIのメンバーなら誰でも知っている有名なBarbershopのアレンジャーです。 それと同時にチャンピオンカルテットのシンガー、教育者、ディレクター、ジャッジとして50年以上SAIのためにご自分の人生を捧げた人でもあります

                                                

Nancy Bergman

Master Arranger、  Master Director
Queen of Harmony (Mississippi Misses 1954)
Chorus Director (Tulsa #1 and Tucson Goodtime)
Certified International Faculty
International Judge Emeritus (Music & Sound Specialties)
International Board of Directors
Managing Director Headquarters Office (1957-1968)
2002 Sweet Adelines Lifetime Achievement

             

Tucson,Nancyの自宅の庭にはとうがらしの魔よけが

遠く離れた日本でほそぼそとBarbershop を楽しんでいる私にとって伝説のようなNancy Bergmanでしたが、実際お会いしてみると大変やさしく、きさくでユーモアに溢れ、Tucsonの自然をこよなく愛する方だとわかりました

 

広い邸宅に小鳥と一緒に住んでおられます。

      

ピアノのそばにはご家族の写真がきれいに飾られている。ここで "Busiest Woman" と言いながらもたっぷり時間をかけて編曲のレッスンをしてくださった。

 

Nancyよりプレゼントされた楽譜。 どれもぜひ歌ってみたい曲ばかりだ

      

Silent Night : Nancyは混声8部のBBS楽譜をたくさん書いている。

 男声、女声のBBSを結びつけてくれる嬉しいアレンジャーだ。

      

Bill Bailey : Nancyがいろいろなスタイルで歌い分けて聞かせてくれた。編曲の要素がいっぱい盛り込まれている。お手本にしたい。

      

 Bandstand in Central Park  : Nancyのオリジナル曲。とても美しいバラード。若き日のNancyとご主人がよくデートした思い出のcentral parkの絵と共にいただいてきた。

               

 May 20, 2012, Tucson, Arizona  Nancy Bergman 宅にて

このページ掲載にあたってご協力くださった田允子、鈴木きみ枝の両姉に心から感謝!   福家貴子