瓦礫の島の「穴埋立地」

模型の製作日記や映像の私的感想を掲載しています。ネタバレもありますので未見の作品は注意して御読み下さい。

聖魔伝を読んだ。

2015年09月25日 | 模型
石川賢先生の漫画です。
ゲッターロボ、魔獣戦線、聖魔伝が
私の中では石川先生の代表作であり
聖魔伝は最高峰だと思う。
桂真佐喜という原作が付いているのだが、
この原作者は辻真先さん。
(連載時やサンコミックの時は辻明記)
言わずと知れた、脚本家であり
東映動画のメインライターの一人、
そして、アニメのデビルマンの脚本家でもある方。
手前勝手だが、聖魔伝こそ後の石川作品の原点とも思える。
昔、ダイナミックプロに見学に行った時に
御会いして少しだけ話をお聞き期した時の言葉が今でも覚えている。
石川先生は原稿料の値上げを最後までしていなかったようです。
なぜなら、値上げをするとページを多く描けないとおっしゃっていました。
「ページの単価が高くなると連載の枚数が減るので思いっきり描けないよ。」
まったくもって、漫画を描くのが楽しく使命なのだと言わんばかりの台詞でした。
実際には、そんな事は無いのだろうと思うし
御金の事は気にしていないからの言葉だと思う。
でも、そんな人柄が作品にも滲み出ていたと感じる。




本題の聖魔伝ですが、
あらすじとしては・・・。
ある夜、海上から姿を消した調査船から、
唯一救出された女性、朝子。
彼女は意識不明のまま、2人の子供を出産した。
彼女は処女受胎をしていた。
その日から15年後。
仲の良い姉弟として成長した、
美しい姉のテレサと巨漢で醜い弟のユンクは
不可思議な力を持っていた。
その姉弟の周りに降りかかる怪奇な事件の数々。
魔女の力を持つ姉と神の力を持つ弟たちの日常は徐々に
神と悪魔の相克を描く壮大な物語に発展してゆく。

とにかく、久しぶりに読みました。
当時、中学生くらいだった私にとっては
初めての残酷エロSF漫画でしたし、
永井豪の原作デビルマンよりも
先にコチラを読んでしまったので、
聖魔伝が私にとってのデビルマンとも言えます(^0^;
当たり前の事ですが、子供の漫画を読む順番というのは
今と違ってリアルタイムで連載誌を読むしかなかった
コミックなんて大人しか買えなかったのです。
で、小学生の頃に連載で読んだ
ゲッターロボと魔獣戦線のショックよりもショックでしたが
あらためて、読んでいて少し耐えられないページもありました。
良くも悪くも傑作だと思うのですが
原作付きということで意外と知られていないのが残念です。




ブログランキングに一票を~
下のロゴを「プチっと!クリックよろしく~」
(^-^p
人気ブログランキングへ



にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る