最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

再録 私が好きな作家 庄野潤三

2013年04月17日 | 古書





順番が逆の方が良かったのでしょうが、2007年1月に別ブログに載せたものを、一部手直しして再録します。

好きな作家といえば、一番最初に挙げたいのが庄野潤三さん。

名前をご存知の方は、そう多くないと思うので、ちょっと簡単に紹介しておきましょう。
庄野潤三さんは「第三の新人」と呼ばれる作家のひとりです。第三の新人と呼ばれる作家には、吉行淳之介さん、安岡章太郎さん、三浦朱門さん、曽野綾子さん、阿川弘之(阿川佐和子さんの父君です)さんたちがいます。
教育者で帝塚山学院の創立者を父に持ち、お兄さんは児童文学者の(故)庄野英二さんです。『星の牧場』が代表作です。

私の宝物から……庄野潤三さんの最初の作品、『愛撫』。もちろん初版です。



しかも、この本は献呈署名本なんです。誰に献呈したかというと、なんと私が好きな作家なんです。
その作家は既に故人になっていますが、多少の差し障りがありますから、名前は出せませんが……。

次に紹介するのは、1955年に芥川賞を受賞した作品。


『プールサイド小景』。
この本も献呈署名本。上の『愛撫』と同じ作家に宛てた署名が入っています。

表紙を開いて、署名があるところを紹介します。ただし、宛名は見えないように、写真を加工してあります。
























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