ストレス社会を生きるには
ストレスのもたらす弊害をここでは記述をしません。みなさん御承知だからです。
ストレスに勝つための方法は多くあります。瞑想法、呼吸法、座禅、ヨガ、フィットネス、健康体操、マインドフルネス、武道、スポーツ。
それらの処方は効果的ではありますが、一時的緩和になるおそれもあります。ライフスタイルにそれらの処方を組み込むことが大切です。
ストレスを友とするノウハウが多くでまわり、その克服の成功例が喧伝される世の中ですが、それよりもストレスがないほうが良いに決まっています。
動いて、食べて、寝て、起きる。この生活の原則がうまく機能していればストレスを感じず精神も肉体も平穏なわけです。
ところが、成長主義という社会の指標は緊張をみなぎらせる要因であり、その指標を変えない限り、ストレスは常に我々につきまとってきます。
退屈な生活はつまらないけれど、ストレスはあまり無い。
小欄でビリー・ジョエルの[ニユーヨークの想い]について記述してありますが、ビリー・ジョエルはまさに24時間働けますか?のリゲインPRの時代に絶頂の優れたシンガーソングライターです。メロディーに憂愁がしっりとにじむこのモダンな曲はスタンダードナンバーとしてヘレンメリル等のジャズ歌手にカバーされています。バブル時代に絶頂の副作用である憂鬱の空気が渋く低音階で移動します。
退屈と対局にある刺激、達成感に内属する憂鬱も人生の薬味ではありますが、芯からの平穏を味わえるわけではありません。
だから。
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