サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

武器を捨てて故郷に帰ろう

2015-06-13 00:00:20 | 日記
ただ一つの神が全ての人の中に至福に満ちておられるという真理を悟るとき、はじめて恐怖に克つことが出来ます。
「恐怖に克った者は一度死ぬだけだが、恐怖に捕らわれた者は一歩ごとに死んでいる。」という言葉があります。
~ところが、自分の肉体のこと事ばかり考え、世間で成功することしか頭に無い人には、いつも恐怖がついてまわります。
この世のものに執着し、我欲に捕らわれている限りは、恐怖から解放された人のような悦びはとうてい得られません。SGc28

ポニョ:昨日の汽車に一番に乗れた話が面白かったな。なんか、このブログが徒然ひっちゃか中国旅日記のようになって来たぜよ。

ヨシオ:365本の記事を一年半に渡って投稿してきたから、そろそろ模様替えしてもええやろ。

ポニョ:旅日記でも、神様と徒然やから結局内容は一緒やぜよ。どこが違うねん。

ヨシオ:というわけで、俺が北京に汽車で無事に戻った頃、この前紹介させてもらったルーマニア人の家族と行動を共にしてたんや。

ポニョ:あゝ、あのコマネチ家族か。

ヨシオ:彼らは、夏休みを利用してやって来ていたんや。でもルーマニアまで汽車で二週間ほどかかるので、八月の中頃に帰って行ったんや。

ポニョ:そのあと、あんたはどこに行ったんや。

ヨシオ:実は、俺の母方の祖父は仙台出身で、昔、青島が日本の植民地やった頃に、そこで事業をしていたんや。それで俺の祖父の足跡を辿ろうと青島に行ったんや。

ポニョ:ふーん知らんかったな。そうやったんか。

ヨシオ:祖父は若い頃、裏社会の操り人形である伊藤博文の書生をしていたんや。それで、伊藤から中国で大きな国策事業を任されたらしい。家に何枚か古い写真があるので、それを頼りに祖父と祖母が住んでいた青島の街を散策しに行ったんや。

ポニョ:祖父が裏社会の手先の書生で、孫がそれを暴く事をやっているって、なんかカルマ性のものを感じるな。ところで、青島って気候が温暖なところで保養地もあるよな。

ヨシオ:北戴河というところやろ。よく知ってるな。さすが地球の歩き方を知り尽くしたポニョだけの事はあるな。

ポニョ:本の知識だけやけどな。

ヨシオ:俺は、そこの大きなホテルに投宿したんやけれど、解放軍の偉いさんも同じホテルに警護の兵士を何人も連れて泊まっていたんや。俺は食事の後、外の景色がよく見えるラウンジでくつろいでいたんや。すると、その偉いさんが軍服姿のままお供を連れてやって来て、俺の側のソファーに深く腰掛けたんや。俺は、その年配の解放軍の偉いさんの深く刻まれた皺のある顔を見ながら、こういう人が、あの有名な長征などを経てこの巨大な国を建国し、十億人を率いておられるんやな。と思っていたんや。するとどこからともなく、若い兵士が目の前にしゃがんでいて、その偉いさんの靴を磨き始めたんや。俺はその光景を見ながら、人民解放軍って、人民のためにこの国を解放した後、権力を手に入れた。そして、その手に入れた権力を使って今では大きなホテルに泊まって保養して、若い解放軍の兵士に靴磨きをさせている。それって、なんかおかしいな。と思い始めたんや。そして、靴磨きを終えた若い兵士が偉いさんに敬礼をして何処かに消えた後、俺は少し気分が悪くなって来たので外の空気を吸いに出ると、その若い靴磨きの兵士が外にいたんや。俺は、その若い兵士に向かって、君は兵士の格好をした靴磨きなのか?と聞いたんや。

ポニョ:えらいストレートに聞いたんやな。気を悪くするやろ。そんなにダイレクトに聞いたら。

ヨシオ:俺は、いつもこんな感じなんや。それにその時はちょっとムカついていたんや。それで、その若い兵士は、自分は田舎のとても貧しい村からやって来ました。雨が降らない年には何人もの村人が飢饉で亡くなりました。でも、私を兵士にして飢餓から救ってくれたこの国を建国した将軍の元でこうして奉仕出来ることをとても嬉しく誇りに思っています。自分の義務は、将軍が残りの人生を少しでも快適に過ごせるようにお世話することです。とニコニコしながら言ったんや。俺はその言葉を聞いて、人を見かけだけで判断したら良くないって思ったな。

ポニョ:でも人間って、一度権力や大きな富を手にすると堕落して行くもんな。

ヨシオ:そうやろ。それで、俺も靴磨きの光景を目の前で見て、気分が悪くなったんや。外では乞食が腐る程いて腹を減らしているのに、建国の武将が快適なホテルで若い兵士に靴磨きをさせているんや。それに、たくさんの解放軍の偉いさんが北京を陥落させた後、妾を取っているんや。

ポニョ:権力を取る動機が問題やな。君は首都を陥落させました。おめでとうございます。さて、次にやられることは何ですか?ああそうですか。辛い戦いばかりして来たので、妾でも取りたいとおっしゃっているのですか?分かりました。お好みのタイプをおっしゃって下さいね。ご用意させて頂きますなんて言う世話人がいたんやろか?

ヨシオ:まさか。でも、全てがそんな人ばかりではなく、俺が尊敬している素晴らしい古老だっているんや。周恩来という名前なんやけれど、聞いたことがあるやろ。

ポニョ:有名な首相やろ確か。亡くなった時に、多くの人々が悲しんだって日本でも報道されていたぜよ。

ヨシオ:神様の力って全ての人を通じて現れるけれど、その現れ方はその人がどれくらいエゴが少ないかによって変わって来るんや。例えば、自己中で他人の事なんて考えたり思った事も無いような人は、神の力はその自己中の人が自分の事だけを愛しているという形で現れるんや。でも、エゴが少ない人は、神の力はその人を愛そのもので満たし、その人が何を言っても行なっても利他愛なんや。というのも、その人は自分の中におられる愛する神さんが、他の人の中にもいるって知っているから。周恩来って、神様の事は信じていなかったかもしれないけれど、とてもエゴが少ない利他愛に満ちた人で、中国の人々を、そして祖国中国を愛した政治家やったんや。

ポニョ:ふーん、そういう人やったんか。

ヨシオ:文革でたくさんの人々が田舎に追放されたり、名誉を傷付けられたり、失脚したり、殺されたりしたけれど、その人達の名誉を回復さすために、北京にまで陳情にやって来た一人ひとりの人たちに会い、話を聞いてその人たちの名誉や没収された財産などを回復する仕事をされていたんや。彼は、朝から晩まで休み無しに文革で混乱期にあった中国で抑圧された人々の希望の星やったんや。地方から会いに来た人は途絶える事がなく、一ヶ月以上も時には一年近くも待ってでも周恩来首相に直訴する人達が路上を埋め尽くしたんや。また、拘束したたくさんの日本人捕虜に、充分な食事と衣服を与え、これから二度と中国に攻めて来ないで下さいと言って、丁寧に送り返してくれたんや。その時の演説を聞いた兵士や将校で、感激して涙を流さなかったものはいなかったんや。だって、その頃の中国は大飢饉で何百万人もの人が路上で飢え死にしていたんや。その釈放されたたくさんの兵士や将校が、戦後日本と中国の友好の架け橋となって働いたんや。

ポニョ:それは、良い話やぜよ。今は戦争屋さんが、日本と中国、韓国などと緊張をわざと作り上げて、軍備増強を謀っているしな。南シナ海の小島で、中国が基地を作っているという事を大きく自分たちが支配するマスコミを使って報道して危機を煽っているけれど、それは今、アメリカでは、ちょうど軍事予算を獲得するための時期なんや。だから毎年この時期になると、いつもわざと何か問題をでっち上げて大騒ぎするんや。

ヨシオ:そうやったんか。さっきも言ったように数ある中国の政治家の中で、俺は周恩来さんが一番自分の良心が見えていた人だったと思う。神さんも彼を通じてたくさんの仕事をされたんや。神さんが彼を通じてされた一番の仕事は、1960年代当初に中国の軍が、ヒマラヤを越えてインドに攻め入った時があったんや。インドのババのアシュラムでは、ちょうどババの降誕祭が準備している最中やったんやけれど、人々はインドと中国の全面戦争がインドを舞台に繰り広げられるんではないかと心配して、降誕祭どころではなかったんや。というのも、戦場では中国軍が圧倒的な強さでインド軍を打ち破り、もう少しでヒマラヤからインドに中国軍が姿を現そうとしていたんや。でもどういうわけか突然、周恩来首相がインドを攻めてはいけないと言って、全軍撤収の命令を出したんや。そして、没収した全てのインド軍の武器をピカピカに磨いて返すように命令したんや。この中国軍のこの奇妙な行動は今になっても現代史の大きな謎なんや。
奥さんと一生睦まじく質素に暮らしておられました

ポニョ:ババが、周恩来さんの中に入ってそういう事をされたって事やな。神様と一緒であれば何も恐れることはないっていう証明やぜよ。

皆さんは、22日の夜に国境を越えて侵入してきた中国軍が、高次の力の不思議な働きによって促され、すでに自ら撤退したことを知ることになるでしょう。
私が言った通り、私の誕生日は喜びの空気の中で祝われました。
目に見えない力が、すんでのところで彼らをつかみ、後ろに放り投げました。
人は、悪魔の力、すなわち、貪欲と強欲によって、攻撃的な戦争状態へと押し進められますが、神によって、神の力によって、強引に引き返させられるのです。24/11/62