サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

息子が何で親父やねん

2014-02-26 00:00:24 | 日記
このブログがebookになっております。
http://bccks.jp/bcck/120013/info

近々ibookやkindleストア、楽天、sonyなどでも販売される予定です。ありがとうございます。今日は東洋子お母さんの話です。 ポニョ


ポニョ:東洋お母さん亡くなってそろそろ百日やな。百日法要されるんか?

ヨシオ:家族で集まってバジャンをしようと思ってる。でも、妹夫婦は日本に今いてるから日本でも親戚の人たちを呼んで親父の墓がある神戸の中華墓地で百日法要をすると言ってた。

ポニョ:神戸に中華墓地なんかあったんか。知らんかったな。おいらが昔よく行っていた、黄檗山の萬福寺の裏には中華墓地があるって聞いていたけどな。

ヨシオ:そうや。関西には二つあるんや。親父が亡くなった時、俺はまだ四つにもなってなかったんやけど、親父の棺桶を乗せた幌のついているトラックの後ろをお袋や叔父貴と一緒に国道2号線を大阪から神戸まで走ったんや。

まだ死ぬって事が何にも分かれへんかったから、いろんな変な質問して周りの大人を困らしてたんや。

世潮「なんであのトラックの後ろにずっとついて走ってるの?」

叔父貴「あそこにパパが乗ってるねん。」

世潮「何であんな布がヒラヒラしてる汚いトラックにパパが乗ってるのん。」

叔父貴「あそこでないと乗れないねん。」

世潮「何でやのん。何で僕らと一緒の車に乗ってくれへんのん?」

叔父貴「世潮。もう黙っとき。東洋子姉ちゃん、世潮ちょっと静かにさしといてくれるか。」

と言っても小さい子供の無邪気な罪のない質問にみんな泣いて答えられなかったんや。

棺桶を墓に納めた時も、俺は訳が分からなくて最初に深い穴の底に納めた棺桶に花を投げるように言われた時も

世潮「何で、あの大きな箱の上に花を投げるんや?」

叔父貴「あの中にパパがいてるねん。」

世潮「何であんなとこにおるんや?何で出てけえへんねん。」

叔父貴「もう黙っとき。」

それから、俺はみんなが花を投げ入れるのを見てたんや。坊さんの読経の間みんなで土を少しずつ順番に入れて葬式は終わった。

俺は、親父があの木の箱の中にいてるのに、土をかぶせるなんて絶対おかしいと思っていたから、親父はあの中にいないと思っていたんや。

それで、みんなに「パパはどこや。何でここにおれへんのや?どこに行ったんや。」と聞いて回ったんや。

そしたら、それがまるで魔術のマントラのように、誰も返事しない代わりに俺を泣きながら抱きしめてくれるんや。

俺は、とても不思議に思って次から次へと葬式に参列している大人たちの間を回って、訳が分からんとこのマントラの効力を試してたんや。

それは、全ての大人に効力があったんや。例外なく全ての人が泣きはじめ俺を抱きしめてくれたんや。

でも、お袋と一番親しくしてた和子叔母が俺の手をきつく握りしめて、もう誰にもその質問したらあかんで。と怖い顔をして言ったんや。

和子叔母は、今まで一回も俺にそんなきついことを言ったことがなかったので、俺は何か悪い事したんかな。と思って黙って景色を見てたんや。

中華墓地は長田の夢野というところの高台にあり見晴らしがとてもいい所なんや。

遠くに神戸港に出入りする大きな船が見えるし、春には墓地の中の桜が咲いて綺麗やねん。

俺は、親父がとても俺のことを大事にしてくれた分、突然いなくなって大きな穴が胸の中に空いたみたいやった。それでさみしくて親父と心の中で話し始めたんや。

特に、坊さんが読経を始めるとすぐに親父の霊と交流モードに入って行けたんや。

以前、ポニョがこのブログの中の記事「聖者が説く男女の産み分け方」でも紹介したように赤ちゃんが産まれるまでお父さんの精子の中で二ヶ月間。その後受精してお母さんのお腹の中で十ヶ月間かかって肉体と霊体が形成されて生まれてくる。

その霊体の中で一番最後に形成されるのが、ホワイトスキンといわれる霊体で、これもこのブログの中でも何処かで紹介してあったけれど、これが皮膚のすぐ下にあって血液が皮膚から毛細管現象によって染み出さないように防いでるんや。

この金のリンガムは大きくて58,5gあり、実はみなさん一人ひとりの身体にこれだけの量の金が含まれています。

これはヒラニヤガルバと称され、人に内在するエネルギーの現れであり、人が輝く原因です。

皆さんは金が含まれている薬のことを聞いたことがあるでしょう。

目が見えたり、耳が聞こえたりさせているのはこの金のエッセンスです。

感覚器官は内在する磁力から力を得ています。

金のエッセンスは保護膜として全身を覆っています。

表皮のすぐ下には目には見えませんが、ホワイトスキンという薄い層があり、血液の保護膜として機能しています。

出血するのはホワイトスキンが傷つけられた時だけです。
13/3/02


言ってみれば霊体の一番肉体の波動に近い部分で、人が死ぬとこれが最初にエーテルの中に溶け込んでしまうんや。

でも、このホワイトスキンという霊体を持っている間は、死んで身体を離れた魂は、人に悪さをすることが出来るんや。それが幽霊や亡霊が姿を現したり物を動かしたり音を立てるポルターガイスト現象と言われてるもんやねん。

お袋もいたずら好きやったから何かするやろうなと思っていたら、亡くなって三日後に案の定俺がお風呂で身体を洗っている時に、デコを押したから後ろに思いっきりでんぐり返りしてしまったんや。「貴様やったなーっ」という感じやな。

そのホワイトスキンも百日法要を迎えればもう無くなっており、悪さも出来なくなる。ええ気味や。ワッハッハや。

ポニョ:百日法要を迎える霊に向かって「ええ気味や。ワッハッハ」やなんて言うとるのんは、世界中であんただけやろな。それで、遺灰を親父さんとこに納めるんやろ。

ある人を通じて私が話をするとか、その人を通じて私が質問に答えるなどという人がいます。

このような人々は、精神に異常をきたしているか、ヒステリー症か、あるいは亡霊に憑依されているか、またそうすることによって、何がしかのものを得ようと目論んでいるかのいずれかです。

彼らを通じて語っているのは私ではありません。私には霊媒は必要ありません。

代理人も補助者も、代行者も必要ないのです。

私がそのような人に憑依したり、彼らを通じて話しをしたり、恩寵を授けると考えることは恥ずべきことです。

どうしてそのようなことを信じる人がいるのか不思議です。22/11/70



ヨシオ:ほとんどの遺灰は、お袋が大好きやったスワン川とかに撒いて来た。もちろんナロジンにも。妹が一部持って帰ったから親父の墓に納めるって言うてた。

ポニョ:そんなんどこに撒いてもええのか?

ヨシオ:オーストラリアでは公共の土地であれば誰でも遺灰を撒けるねん。

ポニョ:やっと冥土で親父さんと一緒になれて、東洋お母さんも嬉しいやろうな。

ヨシオ:ところがどっこいそれが違うんや。もう親父は生まれ変わってるねん。

ポニョ:なんやて。あんたそんなことまで知ってるんか。

ヨシオ:昨日紹介したバスケ気狂いの末っ子がそうやねん。何もかも親父とそっくりやねん。俺、その事すぐに分かったわ。あいつ見てたら、まるで親父を見てるみたいな気になるんや。

ポニョ:ホンマか。面白いな。ところでどんな事が、親父さんと似てるんや。

ヨシオ:いっぱいあるけど、ほら、親父の足、悪かったやろ。それで子供の時から体育の時間はいつも見学やったんや。でも人一倍スポーツが好きで野球の監督になったり、身体を動かしたくてたまらんかったんや。

ポニョ:今世では、プロのバスケットボール選手か。面白い。

ヨシオ:また食べ物の好みも一緒やし、性格なんか陽気で冗談好きで、友達をいっぱい持ってるとこなんかそっくりやねん。

まだ、四五歳の頃初めてギターを見たとき目が輝いてギターを持って離せへんねん。

あいつの為に小さいギターを買ってあげたんや。

一回も教えてないのに毎日弾いてたな。親父もギターが大好きでプロ並みやったんや。

プロのバンドにも応募したことあるんや。ミュージックが大好きやのんも一緒やし、一番決定的やったんは、お袋の末っ子に対してかけた言葉やった。

ポニョ:ほう。何を言われたんや。

ヨシオ:ある日の朝いつものように朝の挨拶に行くと、お袋は目をしっかり開けて俺が入ってくるのを待ってたんや。そして、ちょっと挨拶をしなければならない人がいるから、着いてきて欲しいと行ったんや。

俺は今更、誰に挨拶をするんや。と思ったけど一緒に手を取って歩いて行くと、末っ子の部屋の前で止まりドアをノックしたんや。

末っ子は、前日遅くまで試合があって、帰ってきたのが夜遅くだったので疲れて寝ていたんや。

お袋が部屋に入り末っ子が起きてくると、こんなことを言ったんや。

「あなたの前世では、私はまだ若くて世間知らずでご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」

「私は、このようにもう年も取って暫くしたら逝きますが、次に生まれ変わった時にはあなたの家庭に生まれ変わるかもしれません。」

「その時には、以前のようにまたご迷惑をお掛けするかも知れませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。」と言ったんや。

亡くなる少し前の事やった。末っ子は、半分寝ぼけていて

「いえいえ、こちらこそ宜しくお願い致します。もし僕の家庭にまた生まれて来られるんであれば、あなたのような方は大歓迎です。」と寝ぼけながら言ったんや。

それで、お袋はとても満足した様子で部屋に戻って行った。

あまりにこの世の魅力にとらわれてしまって喜びと悲しみから成るこの世に繰り返し生まれ変わるべきではありません。

すこし身を引いて、世間に巻き込まれることなく、この世はすべて神をディレクターとする劇であると気づきなさい。

でないと、あなたはあまりにもこの世間に巻き込まれ、逃れることが出来なくなってしまうでしょう。

この世を犠牲、奉仕、あなたのハートを広げ、心をきれいにする修行の場とみなしなさい。実はそれこそがこの世の持つ価値なのです。
2-62 SIP



続く