長年使っていたテレビが突然壊れました。その朝までふつうにみていたのに夕方何気なくつけたら
画面が黒いままであれ、なんだろう、としばらくあれこれやっていたんですが、反応がなく、そうか、壊れたんだ
と気がつきました。正確にはもう覚えていないですが17,8年は使っていましたから、なんとなくよく
もつなと思ってはいたんですが予兆のようなものはなかったので、そうか、こんなに唐突に壊れるもんなんだと妙な
感心をしてしまいした。
そこで家族で話したんですが一人一台パソコンをもっているし、子供も大きくなってテレビ番組を見ることがあまりないしと
いうことでテレビはもういらないんじゃないということにとりあえず落ち着いて買い替えはせずテレビのない生活が始まりました。
考えてみれば物心ついた時からテレビはありました。最初の記憶にあるのは白黒。白黒テレビを見たことのある方はもう
少数派かもしれないですね。物心つく頃にはカラーになっていましたが。当時のテレビは後ろからのぞくと真空管があって
なんだか宇宙基地みたいと喜んでいた記憶があります。真空管って割れると大きな音がするんですよね。真空管といっても
若い方は何のことかわからないでしょうね。
チャンネルなんかはつまんで回すので取っ手がとれたりしてペンチで飛び出ている棒をつまんで一生懸命回したりして。
チャンネル争いというのもありましたね。とうぜんテレビは一家に一台で一つの番組しか見れませんから日本全国(世界各国?)
で熾烈な争いが繰り広げられていました。けっこう調子が悪くなることもよくあって映らなくなたっりするとテレビの横側を
バンバン叩くんです。子供の役割でした。でもそれで治ったりもしたんですよ。そうそう、アンテナがテレビの上についてたし。
映りが悪いといろんな方向に動かしたりして。
いろんなことを思い出します。学生時代の一人暮らしの一時期を除いてテレビがない生活というのはなかったです。常に身近な
ものというかなくてなならないものでしたから。
子供のころはいつもテレビがついていました。誰も見ていなくてもとりあえずテレビをつける習慣はどこの家でもあたのでは
ないでしょうか。茶の間の主役でした。見た番組を思い出していくと「タイガーマスク」「巨人の星」(当時はアニメという言葉は
なかった気が。マンガと言っていたと思いますがどうでしょう?)「仮面ライダー」(もちろん一番最初のやつ、本郷猛!)
「ウルトラQ」その前の「怪奇大作戦」は怖すぎるという理由で母親から禁止されていた記憶が。野球も必ず見てました。
当時はスポーツ放送と言えばほとんど野球だけでしたから(それも巨人戦!)。でも途中で切れちゃうんですよね。延長なんて
いうものはありませんでした。
などなど思い出していくときりがないですね。子供のころの記憶とテレビ体験はないまぜになって切り離すことはできないぐらい
濃いです。まさにテレビっ子の世代です。ビデオが出てきた時は画期的でしたね。画面もだんだん大きくなっていって、今のテレビは
薄型というやつで我が家に来た時は、おおデカいと子供と一緒に喜んだものです。
時は過ぎ今は若い人でテレビを持たないのが普通です。そういう時代なんだと思っていたら我が家でもテレビのない日常が始まりました。
パソコンやスマホがあって不便はないし静かでいいと思いますが、こう書いていると少し寂しい気もしてきます。
テレビって家族で見るものでしたし、みんなの共通の話題の提供元でしたからそういう体験自体がなくなっていくってことでも
あるわけです。老兵は死なず、去り行くのみですね。

